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モン・サン・ミッシェル
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モン・サン・ミッシェル / Mont Saint-Michel

モン・サン・ミッシェルは、フランス西海岸、ノルマンディー地方とブルターニュ地方の境にあるサン・マロ湾に浮かぶ小島に築かれた修道院です。
フランス語で、Mont(モン)=山、Saint(サン)=聖、Michel(ミッシェル)でつまり「聖ミカエルの山」の意味で、キリスト教のもっとも偉大な大天使ミカエルから由来してます。
モンサンミッシェルは、フランス三大世界遺産の1つで、一度は訪れてみたいたくさんの歴史がきざまれたロマンティクなフランスで有名な巡礼地です。
モン・サン・ミッシェルを取り囲む、サン・マロ湾は、潮の干満の差がヨーロッパで最も激しい所として知られ、満ち潮と引き潮の差は15メートル以上もあります。
そのため、かつては満ち潮のときには、孤立した海に浮かぶ島となり、引き潮の時に自然に現れる陸橋によって島へ渡れました。
その後、本土と島を結ぶ道が完成し、いつでも島へ渡れるようになりましたが、この橋により、急速な陸地化が進んでしまい、かつての海に浮かぶ神秘的な島の姿が損なわれてしまいました。そのため、以前の美しいモン・サン・ミッシェルの姿を取り戻そうと2009年には地続きの道路が取り壊され、新しい橋をかける工事が進められてます。
2012年に仮設ルートが開通し、モン・サン・ミッシェルの駐車場から、シャトルバス、ル・パッスール(Le passeur)または、ラ・マランゴット(La maringote)で橋を渡れます。徒歩でも可能ですが、45分ほど掛かります。
モンサンミッシェルの景観を保つための湾再生計画は、2015年に完了予定です。

モン・サン・ミッシェルの歴史

Mont St-Michelは、708年にアヴランシュ司教(éveque d'Avranches) オベール(Aubert)が、夢のなかで大天使ミカエル(Archange Michel) からのお告げを受けて、小さな礼拝堂が建てられたのが始まりです。そして、966年にノルマンディー侯爵がベネディクト会の修道院を岩の上に建設し、その後、11〜13世紀にかけて増改築を重現在の姿となり、多くの巡礼者が訪れるようになりました。
英国との百年戦争中は島全体が、要塞として機能してました。
フランス革命による修道院の散会から1863年までの間、修道院は監獄として使用され、荒廃しましたが、1865年に再び修道院として復元され、再び巡礼者が訪れるようになりました。1879年、歴史的建造物に指定され大がかりな修復工事が始められ、1979年よりユネスコの世界文化遺産に指定されてます。

モン・サン=ミッシェルへのアクセス

モンサンミッシェルへ行くオススメの方法は、パリのモンパルナス駅 (Montparnasse)からTGVでレンヌ駅 (Rennes)まで行き、レンヌ駅北口(Sortie Nord)隣りのバスターミナルから、モン・サン・ミッシェル行き直通バスに乗ります。時刻表・料金については下記のサイトで確認ください。
http://www.destination-montsaintmichel.com/

バスの予約は特に必要なく、バスの運転手より直接購入することができます。また、フランス国鉄窓口、モンパルナス駅などで、TGVのチケットとあわせて購入することもできます。バスはサン・マロとモン・サン・ミッシェル間も運行しています。


 
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