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エマニュエル・カレール監督 インタビュー/ Emmanuel CARRÈRE

ジュリエット・ビノシュを主演に迎え、フランスで話題になった侵入ルポルタージュ「Quai de Ouistreham」を映画化した 『ウイストルアム - 二つの世界の狭間で-』 のエマニュエル・カレール監督にオンラインインタビューをしました!

エマニュエル・カレール監督は「口ひげを剃る男」や「嘘をついた男」など、小説家として名高く、数々の文学賞を受賞しており、2016年に京都にあるフランスの国外文化施設としてもっとも名高い、アーティストインレジデンス、ヴィラ九条山にレジデントとして迎い入れられ来日。残念ながら私用のため、滞在は約1ヶ月半に短縮されたが、ヴィラ九条山でのプロジェクトは日本のマンガで、アニメ化もされた作品の主人公「ナルト」の足跡を辿るものだった。カレールの娘さんがナルトの大ファンだったので、父親も成長物語でもあるこの大河ロマンの魅力に取りつかれたそうだ。

フランス映画祭横浜 2021の上映作品 『ウイストルアム - 二つの世界の狭間で-』は、ジャーナリストで作家のFlorence Aubenasが、題材のリサーチのため自らの素性を隠し、低所得者の雇用の現状を知るために、掃除婦として忍び込んで書き上げた侵入ルポルタージュ 「Quai de Ouistreham」を映画がしたヒューマン・ドラマで、なんと、この企画の発案者は、ジュリエット・ビノシュ。当初、映画化を拒んでいた著者のFlorence Aubenasをビノシュが粘り強く説得して、カレール監督に映画化を持掛けて実現した作品だそうだ。

本作はフランス映画祭横浜2021上映作品です。

エマニュエル・カレール プロフィール

エマニュエル・カレール

1979年にパリ政治学院を卒業後、インドネシアのアリアンス・フランセーズでフランス語を教える。映画の批評家としてキャリアをスタートさせ、その後、1983年に処女小説を発表し作家として活動を始める。1986年に発表された『口ひげを剃る男(La Moustache)』は自らが映画化し、2005年のカンヌ映画祭に出品。1995年のフェミナ賞に輝いた『冬の少年(La Classe de neige)』は、クロード・ミレール監督により映画化され(映画邦題『ニコラ』)1998年カンヌ映画祭審査委員特別賞を受賞。2000年に出版された「嘘をついた男(L’Adversaire)」は高く評価され、この作品以降、ノンフィクションを専門に作品を発表し続けている。数々の文学賞を受賞し、作家としてだけでなく、脚本家、映画監督としても活躍。2016年に京都にあるフランスの国外文化施設としてもっとも名高い、アーティストインレジデンス、ヴィラ九条山にレジデントとして迎い入れられ来日。

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