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トラン・アン・ユン監督、ブノワ・マジメルが登壇!

フランス映画『ポトフ 美食家と料理人』東京国際映画祭 Q&A

料理への情熱で強く結ばれた美食家と料理人の愛と人生を味わうフランス映画『ポトフ 美食家と料理人』が第36回東京国際映画祭(2023)で上映され、10月24日(火)に開催されたQ&Aに、本作で第76回カンヌ国際映画祭〈最優秀監督賞〉を受賞したトラン・アン・ユン監督、主演のブノワ・マジメル、監督夫人であり本作でアートディレクションと衣装を担当したトラン・ヌー・イェン・ケーが登壇した。

『青いパパイヤの香り』や『シクロ』など繊細な映像美で高く評価されているトラン・アン・ユン監督。 本作は、19世紀末のフランスを舞台に、料理への情熱で強く結ばれた美食家と天才料理人の愛と人生を描いた映画で、料理を題材にした映画を作ろうと思ったのは、 原作(La Vie et la passion de Dodin-Bouffant gourmet )に出会ったのがきっかけだという。

ポトフ 美食家と料理人』は、2023年12月15日金曜日より、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、シネスイッチ銀座、新宿武蔵野館ほか全国順次公開

トラン・アン・ユン(Tran Anh Hung) プロフィール

トラン・アン・ユン(Tran Anh Hung)

1962 年、ベトナム生まれ。1975 年にベトナム戦争から逃れて、両親と弟とフランスに移住。1987 年、エコール・ルイ・リュミエールにて映画制作を学ぶ。1993 年、フランスのスタジオにセットを組んでベトナムのサイゴンを再現した『青いパパイヤの香 り』で長編映画監督デビュー。カンヌ国際映画祭に出品され、カメラ・ドール(新人監 督賞)とユース賞を受賞し、フランス国内でも絶賛されてセザール賞新人監督作品賞を受賞する。 2 作目の『シクロ』(95)はヴェネチア国際映画祭にて最年少で金獅子賞 を受賞する。続いて『夏至』(00)、ジョシュ・ハーネット、イ・ビョンホン、木村拓哉 などワールドワイドなキャストが出演した『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』(09)を監督する。2010 年には、作家・村上春樹の世界的ベストセラー小説を映画化した『ノルウェイの森』を手掛け、松山ケンイチ主演で全編を日本で撮影する。2016年、オド レイ・トトゥを主演に迎え、19 世紀末のフランスを舞台にした『エタニティ 永遠の 花たちへ』を監督する。
本作『ポトフ 美食家と料理人』(23)では、カンヌ国際映画祭監督賞に輝いている。

ブノワ・マジメル (Benoît Magimel) プロフィール

ブノワ・マジメル (Benoît Magimel)

1974 年、フランス、パリ生まれ。『人生は長く静かな河』(88)で映画デビュー、才能あ ふれる子役として注目される。その後、アンドレ・テシネ監督の『夜の子供たち』(96) でセザール賞有望若手男優賞にノミネートされ、ミヒャエル・ハネケ監督の『ピアニスト』(01)でカンヌ国際映画祭男優賞を受賞し、実力派俳優として認められる。2015 年に は、エマニュエル・ベルコ監督の『太陽のめざめ』でカトリーヌ・ドヌーヴと共演し、 セザール賞助演男優賞を受賞する。ベルコ監督の『愛する人に伝える言葉』(21)で再び カトリーヌ・ドヌーヴと今度は親子役で共演し、セザール賞主演男優賞に輝き、今やフランス映画界を背負う存在となる。ジュリエット・ビノシュとは『年下のひと』(99)で 共演し、一時期パートナーであった。

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