フランス映画情報

第28回東京国際映画祭2015 フランス映画・フランス語上映作品

今年で28回目を迎える東京国際映画祭は、六本木ヒルズをメイン会場に、2015年10月22日(木)〜31日(金)まで10日間に日程を広げて開催されます。

2015年は、例年に比べてフランス映画は6本と少なめで、フランス映画ファンにとってはちょっと残念!
コンペティション部門は、フランスの人気コメディアンであるケイロンが監督&出演の『スリー・オフ・アス』や、画家・藤田嗣治の知られざる半生をオダギリジョーがフランス語を猛特訓して演じた『FOUJITA』。 また、特別招待作品として、『オーシャンズ』のジャック・ペラン× ジャック・クルーゾ監督コンビの新作、ネイチャー・ドキュメンタリー『シーズンズ 2万年の地球旅行』、その他、ワールド・フォーカス部門では、フランスでもまだ上映されていないプレミア映画、個性派ラリユ ー兄弟の新作『パティーとの二十一夜』、サビーヌ・アゼマ主演のブラックコメディ『コスモス』、ジャン=ピエール・パクリがコミカルに中年の危機の真っ只中のダメ男を演じた『シム氏の大変な私生活』が上映されます。

第28回東京国際映画祭のチケット購入方法などの詳細はTIFF公式サイトを御覧ください。
また、来日予定ゲストはキャンセルや変更となる場合がありますので、こちらも東京国際映画祭公式サイトでご確認下さい。

http://2015.tiff-jp.net/ja/

『スリー・オフ・アス』/ Nous trois ou rien


© 2015 - ADAMA PICTURES - GAUMONT - M6 FILMS - CENTAURE

監督 ケイロン
出演 ケイロン、レイラ・ヘクティ、シェラール・タルモン
2015年フランス映画 101分

イラン南部の小さな村。大家族の中の大勢の兄弟のひとりとしてヒバットは産まれた。兄弟たちはみなそれぞれの道を歩むが、ヒバットは反政府運動に関心を持つようになる。弾圧的な政府により逮捕され、長期に渡り投獄されてしまうヒバットであるが、彼はそんなことでひるむ男ではなかった…。

フランスの人気コメディアンであるケイロンが、父の若き日を演じ、自らメガホンも取った感動の実話ドラマ。イラン政権に異を唱える活動家であった父は、1983年にフランスに亡命する。当時1歳であったケイロンは、新しい環境に懸命に適応し、息子に良い教育を受けさせるために闘う偉大な両親のもとで育つ。やがてケイロンは教育者として数年を過ごした後に、パフォーマンスアートに身を転じ、ネガティブな状況も笑い飛ばすスタイルで人気を博す。移民問題に揺れるヨーロッパにおいて移民を扱う映画が多く製作される中、笑いとポジティビティーで彼らの苦闘を語るという点で本作は貴重であり、移民側からの応えのひとつである点で、時代を画する作品である。

上映日 :
10/22 10:35 - TOHOシネマズ 六本木ヒルズ SCREEN3
10/25 10:30 - TOHOシネマズ 六本木ヒルズ SCREEN7
10/26 14:20 - 新宿バルト9 シアター3

『FOUJITA』


© 2015「FOUJITA」製作委員会/ユーロワイド・フィルム・プロダクション

監督 小栗康平
出演 オダギリジョー、中谷美紀、アナ・ジラルド
2015年 日本=フランス映画 126分  配給:株式会社KADOKAWA

『死の棘』『泥の河』『眠る男』など海外で高く評価される小栗康平監督10年ぶりの新作。フジタが生きたふたつの時代とふたつの文化の差異に注目し、伝記映画の枠にとどまらないオリジナル脚本を書き上げた。主演のフジタには、本作で欧州初進出となるオダギリジョーが、フランス語を猛特訓して挑んだ。妻の君代役には中谷美紀。ほか加瀬亮、りりィ、岸部一徳。フランス側のプロデューサーは、『アメリ』を手掛け世界的に大ヒットさせたほか、アート系の作品も数多く手掛けるクローディー・オサール。圧倒的な映像美で、フジタの知られざる世界を描く話題作。

上映日 & 登壇ゲスト
10/26 13:50 - TOHOシネマズ 六本木ヒルズ SCREEN7
小栗康平(監督/脚本/製作)、オダギリジョー(俳優)、中谷美紀(女優)

10/27 17:00 - 新宿バルト9 シアター3

10/30 11:00 -TOHOシネマズ 六本木ヒルズ SCREEN1
小栗康平(監督/脚本/製作)

『シーズンズ 2万年の地球旅行』/ Les Saisons


© 2015 Galatée Films - Pathé Production - France 2 Cinéma - Pandora Film - Invest Image 3 - Rhône-Alpes Cinéma - Winds - Pierre et Vacances

監督 ジャック・ペラン、ジャック・クルーゾ
2015年 フランス映画 91分  配給:ギャガ株式会社

『オーシャンズ』のジャック・ペラン、ジャック・クルーゾ監督が、ネイチャー・ドキュメンタリーの新たな扉を開いた。およそ2万年前、地球の軌道が変化し、氷河期が終焉を迎えた。気温は急激に上昇、大陸を覆っていた氷河は海に溶け出し、大地が生まれ、新たな生命が芽吹き始める。見渡す限りの緑の森、自由を謳歌する動物たち、響き渡る鳥のさえずり、その歌声に合わせるように口笛を吹く少年。人類も、ほかの動物と等しく生きる森の住人だった。何も変わらぬ星空の下、時代は流れ、生命は巡る。2万年という悠久の時間、人類と自然の歩みをドラマティックに描いた壮大な旅。ここには、この地球のすべての生命の希望に満ちた未来がある――。

上映日 & 登壇ゲスト :
10/23 17:00 - TOHOシネマズ 六本木ヒルズ SCREEN9 ジャック・クルーゾ監督
10/25 21:00 - TOHOシネマズ 新宿 SCREEN5

『パティーとの二十一夜』/ 21 nuits avec Pattie


© 2015 Arena Films - Pyramide Productions

監督 アルノー・ラリユー、ジャン=マリー・ラリユー
出演 イザベル・カレ、カリン・ヴィアール、アンドレ・デュソリエ
2015年 フランス映画 115分

盛夏。キャロリーヌは疎遠であった母が亡くなったと報せを受け、パリから南仏の小さな村に赴く。母が遺した家に着くと、管理人のパティーが出迎えてくれた。ふたりで散歩に出かけるが母の話もそこそこに、パティーは自分の性生活を赤裸々に語りはじめ、奥手のキャロリーヌは唖然とするばかり。そんな不思議な出会いのなか、母の遺体が消えてしまう…。森の中のミステリアスな事件というラリユー兄弟らしい設定に、欲望に臆病なキャロリーヌの心の揺れが絡み、エロスとタナトスへのおおらかな賛辞に満ちた大人のコメディ・ドラマである。どこか現実離れした空間を構築するラリユー・ワールドに加え、大人と子供の顔を併せ持つキャロリーヌ役のイザベル・カレ、あけすけな言動が爆笑を誘うカリンヌ・ヴィアール、そして抜群の安定感で作品に奥行きをもたらすアンドレ・デュソリエなど、フランスを代表する芸達者たちの競演も見ものである。サンセバスチャン映画祭コンペティション出品作品。

上映日 :
10/24 15:00 - 新宿バルト9 シアター2
10/28 14:20 - TOHOシネマズ 六本木ヒルズ SCREEN7
10/29 16:40 - 新宿バルト9 シアター2

『コスモス』/ Cosmos


©Alfama Films

監督 アンジェイ・ズラウスキ
出演 サビーヌ・アゼマ、ジャン・フランソワ=バルメール、 ジョナサン・ジュネ
2015年 フランス=ポルトガル映画 93分

ヴィトルドは法学部の試験に失敗し、逃げるようにポルトガルの村にやってくる。家族経営の民宿に滞在すると、そこには躁状態の女主人、浮世離れした夫、唇のめくれた女中、そして美しい娘がいた。ヴィトルドは娘に恋をするが、娘はハンサムで優秀な建築家と結婚したばかりだった。一方、ヒモで吊るされた雀の死骸を森でみつけたヴィトルドは、そのイメージから逃れられなくなる…。他言語に翻訳不能とも評されたポーランドの前衛派作家ヴィトルド・ゴンブローヴィッチの原作を、実に15年ぶりの作品としてアンジェイ・ズラウスキ監督が映画化した。メタファーと暗示に満ち、詩と哲学を散りばめた芝居的な口調や、誇張された表現など、観客をカオスに陥れる形而上コメディ・ドラマである。前衛的内容に呼応するようなカメラワークと独創的なスコアが映画の魅力を増幅させる。剛腕を発揮してカムバックを果たしたズラウスキは、本作でロカルノ映画祭の監督賞を見事受賞した。

上映日&登壇ゲスト :
10/24 14:25 - TOHOシネマズ 六本木ヒルズ SCREEN9  ジョナサン・ジュネ(俳優)
10/26 21:25 - TOHOシネマズ 六本木ヒルズ SCREEN7
10/27 10:20 - 新宿バルト9 シアター2

『シム氏の大変な私生活』/ La vie privée de Monsieur Sim

監督 ミシェル・ルクレール
出演 ジャン=ピエール・パクリ、イザベル・ジェリナス、 クリスチャン・ブイエット
2015年 フランス映画 101分

冴えない中年男のフランソワ・シム。いつも「SIMカードと一緒」と名乗るが、ウケない。妻は出て行き、職も失い、何も上手くいかない。女性になりすましてネットのチャットで元妻に近づき、本音を探ろうとする情けなさ。ようやく歯ブラシの営業職にありつき、セールスの旅に出る。道中、若い女性に出会い、夕食に招待される。果たしてシム氏の人生は好転するだろうか? 政治コメディの傑作『戦争より愛のカンケイ』(10)が仏セザール賞の脚本賞を受賞して高い評価を得た、M・ルクレール監督の新作。シム氏の冴えない生活は爆笑必至だが、その孤独は今を生きる現代人全員が共有できるものである。故郷を訪れる出張の旅が、少年時代を振り返る心の旅と重なっていく展開が巧みであり、やがて人生と新たに向き合って行く様が深い感動を誘う。伏線の効いた脚本の抜群の上手さと、見事な役者たちに喝采を贈りたくなる新たな傑作コメディドラマの誕生である。

上映日&登壇ゲスト :
10/24 21:10 - 新宿バルト9 シアター2
10/26 17:35 - TOHOシネマズ 六本木ヒルズ SCREEN2 ミシェル・ルクレール(監督)
10/27 20:30 - TOHOシネマズ 六本木ヒルズ SCREEN2 ミシェル・ルクレール(監督)

 
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