フランスの教育制度は初等教育(小学校/école primaire) 5年、前期中等教育(中学校/collège)4年、後期中等教育(高等学校/lycée)3年の5・4・3制で、小学校1年から高等学校1年までの10年間が義務教育です。小学校から優秀な生徒は飛び級ができ、反対に成績の悪い生徒は留年もあるそうです。高等学校3年終了後、大学に進むためには国家免状である大学入学資格試験(baccalauréat)を取得する必要があります。また大学のほかに、国家のエリートの養成を目的とした高等専門学校(grandes écoles)があります。
フランスの学校の登校日は地域により異なりますが、2013年度パリ地区では、月、火、水、木、金の5日間で、水曜日は午前中だけ授業が行われます。昨年度までは、月、火、木、金の4日間で水曜日は学校はお休みでしたが、2013年から幼稚園・小学校を対象に「学校生活リズム改革」という授業プログラムが導入され、水曜日の午前中に授業を行う代わりに火・金は早く授業が終了します。これは、レッスンを分散させることにより、子供たちの日々の負担を軽減し、集中力を高めることを目的とした新しいシステムです。
授業が早く終る日は16時30分まで、無料で任意のスポーツや文化や科学などの様々なアクティビティに参加することができます。
この学校改革は、パリ地区では2013年度より導入されてますが、フランス全土で一斉に適応されるのではなく、各自治体に決定をゆだねているそうです。
パリ地区の授業時間は午前は8時30分~11時30分、午後は月、木は13時30分から16時30分まで、火、金は、13時30分~15時まで、水曜日は、8時30分~11時30分です。
お昼休みは2時間ありお家に帰って食べる子もいれば、学食(cantine)で食べる子もいます。学食は有料です。
また、親が働いている子供などのために、有料の学童保育もあります。
水曜日の午後やバケーション中に子供を預けることができる「Centre de loisir」と放課後16時30分以降に行われる「Atelier
Bleu」という、チェスやダンスや演劇やテニスなどの課外講座を受けることができます。
給食及び各有料サービスの料金は親の収入により、8段階に分けられてます。
学校のお休みは日本に比べると断然多く、夏休みの他に、お盆にあたるToussaint休暇、クリスマス休暇、冬休み、春休みがあります。ヴァケーションの時期は地域により異なります。
フランス・パリ地域の学校休暇日程(2014年~2015年) | |
新年度開始 | 2014年9月2日 |
Toussaint 休暇 | 2014年10月19日~11月2日 |
クリスマス休暇 | 2014年12月21日~2015年1月4日 |
冬休み | 2015年2月15日~3月1日 |
春休み | 2015年4月19日~5月3日 |
夏休み | 2015年7月5日~ |
写真、情報提供:パリ在住Yukoさん ご協力有り難う御座いました!
関連サイト