2022年4月に5年に一度のフランス大統領選挙が行われます。
前回、2017年の選挙で「右派(Parti droite)でも左派(Parti gauche)でもない」中道政治組織「前進!(En
marche!)」を結成して当選した現職のマクロン大統領が再選するのか、それとも新大統領が誕生するのかが注目です。
そこで、フランス大統領選挙の仕組みをちょっとご説明します。
フランス共和国大統領は、1965年以降、国民による直接投票 (suffrage universel direct) により選出され2回投票制で行われます。
任期は5年 (quinquennat) で、再出馬は1回だけ可能です。
以前は7年 (septennat) の任期でしたが、2000年9月24日に行われた国民投票 (référendum) により改正され5年になりました。
当選するには、過半数以上の票 (majorité absolue des suffrages exprimés) を獲得する必要があり、第一回投票 (premier tour)
で過半数を占める候補がいない場合は、2週間後に第二回投票 (second tour)、上位2名による決定選挙が行われます。
2022年のフランス大統領選挙は、4月10日と24日に実施されます。
2017年〜 エマニュエル・マクロン (Emmanuel Macron)
2012年〜2017年 フランソワ・オランド (François Hollande)
2007年〜2012年 ニコラ・サルコジ (Nicolas Sarkozy)
1995年〜2007年 ジャック・シラク (Jacques Chirac)
1981年〜1995年 フランソワ・ミッテラン (François Mitterrand)
1974年〜1981年 ヴァレリー・ジスカール・デスタン (Valéry Giscard d'Estaing)
1969年〜1974年 ジョルジュ・ポンピドゥー (Georges Pompidou)
1959年〜1969年 シャルル・ド・ゴール (Charles de Gaulle)
Copyright 2015 France-jp.net. 本サイトの無断転載を禁じます。