『セラフィーヌの庭』『ルージュの手紙』など女性を描くことに定評のあるマルタン・プロヴォ監督が、東京国際映画祭2017の審査員として来日。「良い映画」の極意や、カトリーヌ・フロとカトリーヌ・ドヌーヴを主演に迎え、助産師と彼女の亡き父の愛人との奇妙な関係を描いた新作『ルージュの手紙』を製作した経緯などを伺いました。
もちろん、フランス語を頑張って勉強している皆さんへのメッセージも頂いています!
1957年5月13日フランス・ブレスト生まれ。18歳の時にパリに上京し、俳優としてキャリアをスタートさせる。80年代に « Le voyage immobile » で初舞台出演を果たしたのち、劇団「コメディ・フランセーズ」に入団し6年在籍する。その後、映画を撮ろうと決意し、監督に転身。97年に初の長編映画『Tortilla y cinéma(未)』を発表。08年、フランスに実在した素朴派の女性画家セラフィーヌ・ルイの生涯を描いた『セラフィーヌの庭』で高い評価を受け、主演を務めたヨランド・モローが女優賞を受賞するほか、作品賞や脚本賞などセザール賞7部門を受賞。その後、実在の作家ヴィオレット・ルデュックとシモーヌ・ド・ボーヴォワールの濃密な友情を綴った『ヴィオレット ある作家の肖像』(13)を製作。女性の深い内面を丁寧に描くことに定評があり、『ルージュの手紙』(17)では、カトリーヌ・フロとカトリーヌ・ドヌーヴの初共演を実現させ、助産師と彼女の亡き父の愛人との奇妙な関係を描いた。また、第30回東京国際映画祭2017の審査員を務めた。
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