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パトリス・ルコント監督 / Interview de Patrice Leconte

世界的ベストセラーの推理小説を映画化した『メグレと若い女の死』、『仕立て屋の恋』や 『髪結いの亭主』などで知られるフランス映画界の巨匠、パトリス・ルコント監督のオンライン・インタビューです。

フランスの名匠、パトリス・ルコント監督の最新作、『メグレと若い女の死』が2023年3月17日より公開されます。 本作は、世界的ベストセラーの推理小説「メグレ警視」シリーズの「メグレと若い女の死」を映画化した作品で、主演のメグレ警視を演じるのは、フランスの名優、ジェラール・ドパルデュー。
映画『メグレと若い女の死』は、2022年のフランス映画祭横浜で先行上映され、その際に来日が果たせなかった、ルコント監督にオンラインでお話を伺いました。

パトリス・ルコント監督はすでに10回ぐらい来日しており, 日本について尋ねると、「日本は異国情緒あふれる素晴らしい国、日本料理は大好きだけど、日本料理屋で正座をして食事をしたら、足がしびれて立ち上がれなくなり大変だったよ!」と滞在中のエピソードを話してくれた。また、シムノンの推理小説「メグレ警視」との出会いについては、「子供の頃、祖母が寝る前によくメグレを読んでくれ、想像力をかき立てる素晴らしい小説でしたので惹かれました。 」と語ってくれた。そのほか、映画監督になった経緯やジェラール・ドパルデュー を起用の理由や、ドパルデューとの撮影の秘話なども話してくれています。

もちろん、フランス語学習者へのメッセージも頂いています! 「フランス語を学ばれている皆さん!電話にでるときは、 « もしもし » ではなく、 « Allô » と言ってください。」と ルコント監督からフランス語のプチレッスンも頂いています。

『メグレと若い女の死』は、2023年3月17日金曜日より、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか、全国順次公開です。

パトリス・ルコント(Patrice Leconte )プロフィール

パトリス・ルコント(Patrice Leconte )プロフィール

1947年11月12日フランス・パリに生まれ。生まれて1ヶ月あまりで、フランス中部の街、トゥールへ移り住み、トゥールで幼児・思春期を過ごす。婦人科の医師であった父が大の映画ファンで、13歳ごろから映画館に通う。1967年にフランスの映画学校、IDHEC(監督科)に入学し、数多くの短編映画を制作。卒業後は、漫画に興味を抱き、1970年〜75年まで漫画家、イラストレーターとしての活動する。その後、映画界に復活し、1975年に『Les Vecés étaient fermés de l’intérueur(トイレの鍵は内側からしまっていた )』で長編デビュー。1978年に、カフェ・テアトル<Splendid>の人気舞台「Amours, Coquillages et Crustacés (愛・貝・甲殻)」を『レ・ブロンゼ 〜日焼けした連中 (Les Bronzés)』として映画化し、記録的な大ヒットを収める。以来、コメディ、ドラマ、ラブストーリー、アクションまで幅広いジャンルの映画を製作している。
1988年には、ジョルジュ・シムノンのミステリーを映画化した『仕立て屋の恋』がカンヌ国際映画祭に出品され、1990年には、日本でも大ヒットを果たした『髪結いの亭主』でルイ・デリュック賞を受賞、国際的に脚光を浴びる。1996年に発表した『リディキュール』では、セザール賞作品賞と監督賞を受賞のほか、数々の賞に輝き、名匠の地位を不動のものとする。
主な作品として、タンデム(87)、仕立て屋の恋(88)、髪結いの亭主(90)、タンゴ(92)、イヴォンヌの香り(94)、パトリス・ルコントの大喝采 (96)、リディキュール(96)、橋の上の娘(98)、ハーフ・ア・チャンス(98)、フェリックスとローラ(01)、歓楽通り(02)、列車 に乗った男(02)、ぼくの大切なともだち(06)、スーサイド・ショップ(12)、暮れ合い(13)などがある。

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