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リュディヴィーヌ・サニエ インタビュー /  Interview de Ludivine Sagnier

J’ai rencontré François Ozon quand j’avais 19 ans.
J'ai fait trois films avec lui et ça a lancé ma carrière.
19歳のときにフランソワ・オゾン監督に出会いました。
オゾン映画に3本出演し、それがキャリアのスタートとなりました 。

フランス映画の巨匠フランソワ・オゾン監督と、『焼け石に水』(2000)、『8人の女たち』(2002)、『スイミング・プール』(2003)以来、約22年ぶりにタッグを組み、オゾン監督最新作『秋が来るとき』で熟練した演技を魅せるフランス女優、リュディヴィーヌ・サニエのインタビューです。

Q : 日本の印象は?
日本は大好きな国です。
日本は、ヨーロッパの人々にとって、とてもエキゾチックでまったく違った世界の国です。
日本文化は大好きで、グラフィック文化や建築、もちろん美食、自然も素晴らしいです。
桜が咲く3月末にフランス映画祭で来日できて本当にラッキーです!私達にとって桜は、強い感情を呼び起こすものなんですよ。
Q :好きな日本料理は?
季節によりますね。
冬はラーメンかしゃぶしゃぶ、夏はお寿司がいいです。
Q:俳優になった経緯は?
子どもの頃に演劇のレッスンを受けていて、映画に出ないかと声をかけられたのがきっかけです。
初めて出演したのは8歳のときで、それから毎年のように出演依頼を頂きました。ただ、子どもの頃はあまり真剣ではなく、趣味のようなものでした。その後、演劇の勉強を続け、19歳のときにフランソワ・オゾン監督に出会いました。オゾン映画に3本出演し、それがキャリアのスタートとなりました。
Q :オゾン作品の出演は何回目ですか?
今回で4回目ですが、3回目と4回目の間には20年もの歳月がありました。オゾン監督に出会ったのは私が19歳の時で、彼は私より年上で、経験も豊富でした。一方、私はまだ映画の世界を知り始め女優として探索している段階で、映画作りのプロセスにあまり慣れていなかったんです。そして今回、20年ぶりに彼と再会して、私は成長し、成熟して経験も積んで、女優としての自信もついていました。ですから、より楽しく仕事ができましたと思います。
Q: 『秋が来るとき』で演じたヴァレリーのように田舎は嫌いですか?
ヴァレリーが田舎が嫌いなのは、子ども時代を思い出させるからだと思います。場所って、いつも感情的な記憶と結びついているものです。私は、自然が大好きで田舎も海も山も大好きです。私は都会から離れられるといつもウキウキしちゃいます。

リュディヴィーヌ・サニエ(Ludivine Sagnier)のプロフィール

リュディヴィーヌ・サニエ(Ludivine Sagnier)のプロフィール

11999年4月9日、ルーマニア・バカウ生まれ。彼女の両親は、彼女が2歳の頃にフランスに移住。その間、祖父母のもとで育った彼女は、6歳の時にフランスに住む両親のもとへ合流。フランスに渡ったヴァルトロメイは、小学校の課外活動として演劇のクラスに登録。演技の面白さを知った彼女は、エバ・イオネスコ監督の『ヴィオレッタ』のオーディションを受け、500人の候補者の中から見事選ばれて、10歳半で映画デビューを果たす。その後は『乙女たちの秘めごと』(17・ 未)、『5月の花嫁学校』(20)などに出演し、オードレイ・ディヴァン監督のヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞作『あのこと』(21)の主演を務める。同作品では中絶が違法だった時代に妊娠した大学生を演じ、セザール賞有望若手女優賞、リュミエール賞女優賞などを受賞。『トラフィック』(24・未)では東京国際映画祭女優賞を受賞。また最近では、『タンゴの後で』(24)で女優マリア・シュナイダーを演じ、ポン・ジュノ監督、ロバート・パティンソン主演のSFアドベンチャー大作『ミッキー 17』(25)に出演。

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