パリの大学生グザヴィエのバルセロナ留学時代をビビッドに綴った『スパニッシュ・アパートメント』(01)、社会人となったものの足元が定まらない彼の恋愛・人生模様を描いた『ロシアン・ドールズ』(05)。あれから10年、40歳になったグザヴィエは、妻ウェンディと2人の子供とパリに暮らし、小説家としてもまずまずの成功を収めていた。人生順風満帆……だったはずが、ニューヨークから出張から戻ったウェンディに、向こうで好きな人ができたと別居を言い渡され、ウェンディは2人の子供をつれてニューヨークへ行ってしまう。ところが"制服のあるセレブ校"に子供たちを通わせると聞いた彼は大激怒。ニューヨークでレズビアンの恋人と暮らす友人イザベルを頼って渡米する。小説のネタ探しも頭をかすめつつ、子供たちと一緒に過ごすため、自分もニューヨークでしばらく暮らすことを決意する。だが、活気あふれる混沌のチャイナタウンにアパートを借りることになった人生は、生活のために偽装結婚をしたり、イザベルの浮気に関わったりと、益々複雑になるばかり。そこへかつての恋人マルティーヌがニューヨークへ出張にやってきて…。
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