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『アメリ』のジャン=ピエール・ジュネ監督の最新作『ミックマック(原題)』がフランス映画祭2010のオープニングで上映され、ジュネ監督が来日。もちろん、フランスネットも取材を決行!
とってもユニークなジュネ監督は、質問に答える前に日本語で「わかりました、どうも!」などと冗談を連発。
映画同様、すごく楽しい方です!
ジュネ監督はすでに8、9回程日本を訪れており、日本の印象については「初来日が忘れられないね!『デリカテッセン』が第4回東京国際映画祭でヤングシネマ・ゴールド賞に輝き、すごい賞金をゲットでき、夢のようだったよ!」、「雨の中の東京の夜景は素晴らしく感激した。」と述べ、日本映画については、黒澤監督が常に自分の映画作りにおいてお手本になっており、黒澤監督が「映画のワーンシーンを切り取った時、絵画の様に美しくなくてはいけない」と言った言葉に心を打たれ、それがある種自分の哲学になっているそうです。
『デリカテッセン』と『アメリ』のエッセンスをふんだんに投じたという、監督の最新作『ミックマック(原題)』はジュネ監督ならではのファンタジックな映像が楽しめるユーモア溢れる作品です。
発砲事件で頭に銃弾を受け仕事も家も失った主人公が、個性的な仲間たちと出逢い、自分の人生をブチ壊した者たちに仕返しを企むハート・ウォーミングコメディー。主演はフランスを代表するコメディアン、『戦場のアリア』、『ぼくの大切なともだち』のダニー・ブーンです。
監督は作品の制作にあたり、「漫画の実写版のような映画に、武器商人のようなシリアスな話題を加えた作品と作りたかった。」とコメント。また、タイトルの選択にあたっては、「音の響きが良いものを選んでます。『Micmacs à
tire-larigot』は、Micmac =陰謀、tire-larigot =大量に、たくさん の意味でつけました。」と語ってくれました。
監督からのビデオメッセージは後日掲載予定です。
『ミックマック(原題)』は2010年夏、恵比寿ガーデンシネマ他にて全国ロードショー
監督:ジャン=ピエール・ジュネ
脚本:ジャン=ピエール・ジュネ、ギョーム・ローラン
出演:ダニー・プーン、アンドレ・デユソリエ、ドミニク・ピニョン、ヨーランド・モロー 他
配給:角川映画
2009年 フランス 104分