今春、4月に公開の『ナンネル・モーツァルト 哀しみの旅路』のルネ・フェレ監督と主演女優で娘のマリ・フェレさんが、先日、来日しました。
ルネ・フェレ監督は2度目の来日で、マリさんは初来日。今回、お二人は取材前の2日間の週末を利用して京都に行かれたそうです。
お二人共、日本が大好きで、日本人の優しさ、親切心にとても感嘆されたそうです。
「京都で道を尋ねたら、私達をそこまで案内してくれたの!日本人は信じられないほど親切で感激したわ!」とマリさんからお褒めの言葉。また監督は、「娘また私にとって本当に忘れられない素晴らしい旅になったよ!」と京都を満喫された様子でした。
本作品はあまり知られてない、モーツァルトの妹にスポットをあてた作品で、製作の経緯について監督に尋ねると:
「最初にモーツァルトの父、レオボルド・モーツァルトの手紙を発見したのがきっかけです。2年間にも及ぶヨーロッパツアー中にレオボルド・モーツァルトがザルツブルクの大宅さんに宛てた手紙です。彼らの生活、旅、国王、王太子との出逢いなど大変興味深い話しがその手紙に刻まれてました。私はその手紙を通じて、今まで全く語られることのなかった、才能ある音楽家の姉、ナンネルの存在を知り、彼女をテーマにした作品を作ろうと思いました。」と語ってくれました。
インタビュービデオはまもなく、当サイトのフランス語インタビューで公開しますので、お楽しみに!
『ナンネル・モーツァルト 哀しみの旅路』は4月より、 Bunkamura ル・シネマほか全国順次公開です。