フランス映画祭2014が6月27日(金)に開幕し、記者会見及びオープニングセレモニーがメイン会場である東京・有楽町朝日ホールで開催されました。
記者会見には、フランス映画祭2014の団長を務める、『ジェロニモ ー愛と灼熱のリズム』のトニー・ガトリフ監督をはじめ、『2つの秋、3つの冬』のセバスチャン・ベベデール監督、『間奏曲はパリで』のマルク・フィトゥシ監督、ユニフランス会長のジャン=ポール・サロメ監督、ユニフランス代表のイザベル・ジョルダーノさんが出席。
まずは、イザベル・ジョルダーノ代表から「私は以前、映画記者をしており、北野武監督のインタビューをさせていただいたのが、一番印象に残ってます。フランス映画は好調で、特に2012年には、最強のふたり、アーティストなど大ヒットとなりました。」とのご挨拶ではじまり、続いて記者からの「今年の映画祭は女優さんの来日がなく寂しい!」という質問に対して、ジャン=ポール・サロメ会長は、「昨年は皆さんを甘やかせてしまいました。毎年あれほどの美しい女優さんとイケメン俳優を連れてくることは難しいです。しかし去年で終わりという事ではありません。その年年の撮影などの状況にもよりますので、今年は監督さんたちにフォーカスを当てるかたちになりました。」と回答。
そしてフランス映画について、トニー・ガトリフ団長は「人間を豊かにするものだ。」と語りました。
オープニングセレモニーには、オープニング作品『グレード
デイズ!-夢に挑んだ父と子-』のニルス・タヴェルニエ監督と主演のファビアン・エローや『イヴ・サンローラン』のジャリル・レスペール監督、『友よ、さらばと言おう』のフレッド・カヴァイエ監督など、総勢14名のゲストが登壇しました。
また、今年はスペシャルゲストとして、2014年カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品し話題となった『2つ目の窓』の河瀨直美監督も登壇し、「わたしの映画は、フランスの方々に育てていただいたようなもの」と祝辞を述べました。
セレモニーの最後に、オープニング作品『グレート デイズ! 夢に挑んだ父と子』主演のファビアン・エローが「こんばんは、どうもありがとう。日本に来られてうれしいです」と日本語で挨拶すると、会場から、大きな拍手がわきました。
フランス映画祭2014は、6月30日(月)まで、有楽町朝日ホール、TOHOシネマズ日劇で開催されます。今年は、福岡、大阪、京都、札幌でも一部プログラムが上映されます。