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フランス映画『サンバ』主演オマール・シーと監督の舞台挨拶

サンバ
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大ヒットを世界中で収めた『最強のふたり』の監督と主演オマール・シーが再タッグを組んだ最新作『サンバ』が第27回東京国際映画祭で特別招待作品として上映され、主演オマール・シーとオリヴィエ・ナカシュ監督が来日し、舞台挨拶が行なわれました。

主演の俳優オマール・シーは覚えたての日本語「ダメよ〜、ダメダメ!」とダンスを披露し会場から喝采を浴びました。

前作の『最強のふたり』は3年前の東京国際映画祭で最高賞のサクラグランプリに輝き、主演のオマール・シーも最優秀男優賞を受賞。

オリヴィエ・ナカシュ監督は、「3年前に『最強のふたり』で特別な賞をいただいた日本へ再び来れて大変光栄に思います。共同監督のエリックからも日本の皆さんによろしくとの事です。」と挨拶。

今回、初来日のオマール・シーは「オマールです。」と日本語で挨拶をはじめ、「東京国際映画祭で頂いた最優秀男優賞は、僕にとって初めての大きな賞でした。3年前は残念ながら来日はできず、今回は日本に来ることができ、皆さまにお礼をいいたいと思います。」

本作の制作の経緯については、「最強のふたりが大成功を収め、その後何をすべきかと思った時にまた同じメンバーでやりたいと思いました。実はこの企画は『最強のふたり』より前からあったのですが、難しい話題だったので今になってしまいました。この映画を通じて、様々なパリの側面を見て頂きたいです。僕たちの映画は常にユーモアと人間性を大切にしており、オマール・シーを再度起用したのは、彼が素晴らしい俳優だからです。」

また、苦境の中でも笑顔が耐えない主人公サンバについて、オマール・シーは、「今までに演じたことのない役柄で、僕自身ともかけ離れたキャラクターだったので大変でした。
笑顔は希望の象徴だと思い、辛い人生を送りながらも、笑顔が絶えないサンバを演じました。」

さらに、「人生は『最強のふたり』の大成功で変わったか?」 の質問に対してオマールは:「はい、僕の人生は一転しました。英語を覚えて、今もこうやって、英語でご挨拶もできるようになりましたし、今日きているスーツも靴も新品です!人生は良くなりました。」

お気に入りのシーンについて、オリヴィエ・ナカシュ監督は、「まだ皆さんは映画を御覧頂いてませんので、先にお話するのは難しいのですが、屋根の上のシーンは大変印象的でした。パリを一望しながら見た日の出は素晴らしかったです。」
オマール・シーは、『僕も屋根の上のシーンがとても印象的です。それと、移民支援協会のパーティーのシーンが人々の暖かさを映し出していてとても好きです。』

最後に司会者から「オマールが演じた主人公は、サンバという名前なのに踊れないという設定ですが、本当はオマールさんは踊れますよね?」と聞かれると、覚えたての日本語で:「ダメよ〜、ダメダメ!」と答えるものの、音楽が流れると華麗なダンスを披露してくれました。

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