アウォード・セレモニーでは、ミカエル・アース監督はすでに帰国していたため、ビデオメッセージが寄せられ、「受賞に慣れていないのに二つも受賞し、しかもひとつはグランプリと、大変幸せで誇りに思います」「地球の反対側くらい離れていても映画が人々を感動させる、これ以上大きなご褒美はありません。みなさんの情熱と寛大さに感謝します」と喜びのコメント。
トリフィーはローラン・ピック駐日フランス大使が代理で受け取り、「アース監督は、フランスの若手監督のなかで「最も日本人らしい」と言われています」「日本の映画ファンの胸を打つ作品であるよう、多くの人々の感動を呼び起こす作品であるよう祈念します」と語った。
審査委員長のブリランテ・メンドーサ監督は「本作は、一見シンプルに見えるものの決して単純な作品ではなく、登場人物は見る者の心をひきつけ、、複雑な人間の感情を経験させてくれる素晴らしい作品」と評価。
同作はパリを舞台にテロで肉親を失い絶望にくれた青年と少女が希望を取り戻していく姿を描いた感動の物語で、2019年初夏に公開予定です。