『ジュリアン』で恐ろしい父親役を熱演したドゥニ・メノーシェ主演のフランス映画『動物だけが知っている』が東京国際映画祭で観客賞を受賞。
また、本作でマリオン役を演じたナディア・テレスツィエンキーヴィッツさんが最優秀女優賞に輝きました。
本作は、『ハリー、見知らぬ友人』で一世風靡したドミニク・モル監督の最新作で、フランスの雪国で起こったひとりの女性の失踪事件が、事件現場の近くで農場を経営する夫婦、ひとり暮らしの無口な男性、パリで暮らす少女、遠く離れたコートジボワールの青年と、つながりの見えない複数の視点から描かれ、思いもよらぬ真相が明らかになっていくというサスペンスドラマです。
主演のドゥニ・メノーシェさんは観客賞の受賞にあたり、「映画鑑賞後、お客さんと話せるという時間、大変素晴らしい経験ができました。そして日本は太陽の上る国だと言われますが、 本当に光がずっと差し込んでおり、素晴らしい価値を見出す国なのだなと思いました。それをぜひ持って帰りたいです。」とコメント。
最優秀女優賞
に輝いた、ナディア・テレスツィエンキーヴィッツさんは、「日本に来たこれ以上の素晴らしい理由を思いつきません。心から光栄に思っています。そして監督・俳優たちに感謝をお伝えした いです。また日本に必ず戻ってきますね。」と受賞の喜びを語った。