フランス映画ニュース

フランス大俳優、ジャン=ポール・ベルモンド死去、異例の国家追悼式典

映画『買ってにしやがれ « À bout de souffle »』、『気狂いピエロ « Pierrot le fou »』、『ライオンと呼ばれた男 « Itinéraire d’un enfant gâté »』などに主演したフランスの名優ジャン=ポール・ベルモンドが9月6日に88歳で死去し、9日、パリのアンバリッド(廃兵院)で国家追悼式典が行われた。 式典には遺族やマクロン大統領夫妻、閣僚、映画関係者、スポーツ選手など、各界の著名人が参列し、アンバリッドの外には、式典に出席できない人々のために、2つの大スクリーンが設置され、大勢のファンが集まり名優の死をしのんだ。

マクロン大統領は「私たちがベルモンドを愛するのは、私たちに似ているからだ。 « Nous aimons Belmondo parce qu'il nous ressemblait. »」と述べ、 ベルモンドの数々の出演作に触れながら「千の顔を持つヒーロー « Héros aux mille visages »」と称賛。最後に、国旗に包まれたひつぎに「さようなら、ベベル « Adieu Bébel »」と愛称で呼び掛け、 別れを告げた。 ひつぎは、フランス軍楽隊が演奏する、ベルモンドの大ヒット作「プロフェッショナル « Le Professionel »」のテーマ曲と共に、参列者らの拍手に包まれ、アンバリッドを発った。

この追悼式典は、生中継で世界に放送され、日本にいながらにして「Le Manifique (1973年の主演映画『Le Manigique (おかしなおかしな大冒険)』から生まれたベルモンドの愛称で素晴らしい人という意味」にお別れを告げることができた。 涙と感動の « Manifique » 素晴らしい式典だった。

翌日、10日には、サンジェルマン・デ・プレ教会で葬儀が営まれ、ジャン=ポール・ベルモンドの葬儀に、アラン・ドロン、マリオン・コティヤール、ジャンデュ・ジャルダンらが出席し、最後の別れを告げた。。

 
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