フランス映画ニュース

フランス映画祭 2021 横浜 / Festival du film Français au Japon 2021


©Junko Tamaki(t.cube)

1993年に横浜で産声をあげたフランス映画祭は、今年で29回目を迎え、2021年11月11日(木)から14日(日)までの4日間、横浜でみなとみらい21地区を中心に開催されます。
昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響により延期され12月に開催されましたが、今年は少し早く11月に行われます。
フランス映画祭2021のフェスティバル・ミューズを務めるのは、ファッションモデル、女優として活躍している杏さん。
例年、日本未公開のフランス映画が楽しめる、フランス映画ファンにはたまらない映画の祭典です。

フランス映画祭2021のフェスティバル・ミューズを務めるのは、モデルとして10代のころから、パリコレ出演のため幾度も渡仏経験があり、女優としても活躍をしている杏さん。現在、フランス語の勉強中だそうです!
今年、2021年フランス映画祭のオープニングを飾るのは、世紀の歌姫セリーヌ・ディオンの人生を、フランスの国民的スター、ヴァレリー・ルメルシエが、ユーモアとフィクションを交えながら忠実に描いた『ヴォイス・オブ・ラブ』。そのほか、世界初のレストランを誕生させてた料理人ピエールの歴史ドラマ 『DÉLICIEUX(原題)』、イザベル・ユペール主演の政治家の人生を描いた 『約束』、ジュリエット・ビノシュ主演の人間ドラマ 『ウイストルアム-二つの世界の狭間で-』、刑務所の演劇ワークショップの講師と収容者たちのコメディ映画 『アプローズ、アプローズ!』、ダ・ヴィンチ最後の「傑作」オークションの裏、美術界に潜む闇と巨額の取引の実態を暴くノンフィクションムービー 『ダ・ヴィンチは誰に微笑む』 など全11作品が上映されます。

開催期間:2021年11月11日(木)から14日(日)
会場:みなとみらい地区を中心に開催

フランス映画祭2021 上映作品

『ヴォイス・オブ・ラブ』 ALINE (オープニング作品)

監督・脚本・主演:ヴァレリー・ルメルシエ
出演:シルヴァン・マルセル、ダニエル・フィショウ、アントワーヌ・ヴェジナ
2020/フランス・カナダ/126分/音楽映画、ドラマ
配給:セテラ・インターナショナル
12/24 ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷先行公開
12/31 全国ロードショー

世紀の歌姫セリーヌ・ディオンの人生を、フランスが誇る国民的スター、ヴァレリー・ルメルシエが、ユーモアとフィクションを交えながら忠実に描いた物語。
カナダ・ケベック州で生まれた彼女は、次第に抜きんでた歌の才能を発揮する。家族やプロデューサーの支えのもと、ケべックからパリ、そして世界へとディーヴァへの旅かが始まる。それは真実の愛と出会う旅でもあった。

©Rectangle Productions/Gaumont/TF1 Films Production/De l'huile/Pcf Aline Le Film Inc./Belga

『セヴェンヌ山脈のアントワネット』 ANTOINETTE DANS LES CÉVENNES (ドライブインシアター上映)

監督:キャロリーヌ・ヴィニャル
出演:ロール・カラミー、バンジャマン・ラヴェルネ
2020/フランス/95分/コメディ

小学校教師のアントワネットは、生徒の父親ウラジミールと不倫中。夏休みに密かにバカンスを共にするのを楽しみにしていた。だが、ウラジミールは家族とセヴェンヌ国立公園にハイキングに行くことになり、二人のバカンスは中止に。諦めきれないアントワネットは、自分もロバを予約してウラジミールを追いかける!

©DR

『約束』 LES PROMESSES

監督:トマ・クルイトフ

出演:イザベル・ユぺール、レダ・カテブ、ネドラ・アヤディ

2021/フランス/98分/ドラマ

パリ郊外の市長をつとめるクレモンスは、まもなく任期を終え、政治家人生の幕を閉じようとしていた。長年、忠実な右腕のヤジッドと共に、市の貧困や失業、スラム街の問題に真摯に取り組んできたクレモンスは、最後の大仕事を 成し遂げるために、市民の説得に頭を悩ます。そんなある日、彼女に大臣職への誘いが舞い込み、政治人生を終わらせることを躊躇し始めるクレモンス。自分の政治家人生と数々の約束・・・。彼女が選択するのは...?

©2021, 24 25 FILMS – WILD BUNCH – FRANCE 2 CINEMA - ELLE DRIVER

『分裂』LA FRACTURE

監督:カトリーヌ・コルシニ
出演:ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ、マリナ・フォイス、ピオ・マルマイ

2021/フランス/98分/ドラマ

ラフとジュリーは、破局寸前のカップル。ある日、転倒して腕の骨を折ったラフは、救急に運ばれ、ジュリーも駆けつける。その日は、パリで「黄色いベスト運動」の大規模デモがあり、救急はデモで怪我をした人々で溢れていた。長い待ち時間の間に、ラフはデモで足を怪我したヤンと知り合い、自分の偏見や思い込みに気づく。病院の外では、デモ隊と警察の攻防がさらに激しさを増し、病院は臨時閉鎖されることに。病院内は更に混乱し、長い夜は続く...。

©DR

『ウイストルアム - 二つの世界の狭間で-』 OUISTREHAM

監督:エマニュエル・カレール

出演:ジュリエット・ビノシュ、エレン・ランべール

2021/フランス/106分/ドラマ

著名な作家のマリアンヌは、次の本の題材となる雇用不安の取材のため、フランス北部でリサーチをすることに。低所得者の雇用の現状を知るために、マリアンヌは素性を隠し、掃除婦として働き始める。彼女は、人々の金銭的な不安や、見えていなかった社会問題を身をもって体験すると同時に、共に働く仲間たちの間の助け合いや、強い絆にも気づき、執筆は順調に進んだが...。

©Christine Tamalet

『あなたが欲しいのはわたしだけ』 VOUS NE DÉSIREZ QUE MOI

監督:クレール・シモン

出演:スワン・アルロー、エマニュエル・ドゥヴォス

2021/フランス/アメリカンビスタ/95分/ドラマ

1982年。著名作家で映画監督のマルグリット・デュラスの最後の恋人、ヤン・アンドレアは、友人のジャーナリストに、自分とデュラスの関係、デュラスに対する思いをインタビュー形式で録音して欲しいと頼む。インタビューで明らかにされる、彼らの愛の形とは...。

©DR

『DÉLICIEUX(原題)』 DÉLICIEUX

監督:エリック・ベナール
出演:グレゴリー・ガドゥボワ、イザベル・カレ
2020/フランス・ベルギー/112分/ 歴史ドラマ
配給:彩プロ

1789年、革命直前のフランス。大胆でありながら誇 り高い料理人のピエールは、主人である傲慢な公爵に解任されるが、彼の側で料理を学びたいと願う女性ルイーズの助けを借りながら、世界で初めて一般人のために開かれたレストランを営むこととなる。店はたちまち評判となるが、公爵にその存在を知られることとなってしまう。

©2020 NORD-OUEST FILMS―SND GROUE M6ーFRANCE 3 CINÉMA―AUVERGNE-RHôNE-ALPES CINÉMA―ALTÉMIS PRODUCTIONS

『アプローズ、アプローズ!』 UN TRIOMPHE

監督:エマニュエル・クールコル
出演:カッド・メラッド、マリナ・ハンズ
2020/フランス/105分/コメディ・ドラマ
配給:リアリーライクフィルムズ
2022年7月公開

売れない俳優のエティエンヌは、生活費のために刑務所での演劇ワークショップの講師の仕事を引き受ける。しかし、演技経験ゼロの収容者たちの演技力に驚いた彼は、本物の劇場で彼らと一緒に芝居をすることを決意する。公演までに引き起こる様々なトラブルを乗り越え、無事に最終公演を迎えられるのか?実話に基づく、人間の冒険の物語。

©2020 – AGAT Films & Cie – Les Productions du Ch’timi / ReallyLikeFilms

『東洋の魔女』 LES SORCIÈRES DE L'ORIENT

監督:ジュリアン・ファロ

出演:谷田絹子、松村好子、篠崎洋子、松村勝美、 半田百合子

2020/フランス/シネマスコープ/100分/ドキュメンタリー

配給:太秦

2021年12月11日(土) ユーロスペース 他順次公開

日本で最初のオリンピックが開催された1964年。次々とメダルを獲得していく日本人の姿に国民たちは熱狂し、なかでも、圧倒的な実力を見せたのが女子バレーボール代表だった。「東洋の魔女」が真に成し遂げたものとは 何だったのか?その秘密が今、解き明かされる。

©UFO Production

『月の守護者の伝説』 MUNE, LE GARDIEN DE LA LUNE

監督:アレクサンドル・エボヤン、ブノア・フィリポン

2014/フランス/シネマスコープ/85分/ファンタジー・ アニメーション

配給:リスキット
2022年春 全国順次公開予定

ここは月と太陽が同時に存在する世界。主人公ミューンは、ひょんなことから月の守護者に選ばれた。しかし、いくつものミスを犯し、冥界の王が太陽を盗む好機を与えてしまった。太陽の守護者ソホーンと、蝋でてきた少女グリムと共に、ミューンは冒険に出かけ、伝説の守護者となる。

©Onyx Films-OrangeStudio-Kinology

『ダ・ヴィンチは誰に微笑む』SALVATOR MUNDI, LA STUPÉFIANTE AFFAIRE DU DERNIER VINCI

監督:アントワーヌ・ヴィトキーヌ
出演:ロバート・サイモン、ルーク・サイソン
2021/フランス/100分/ミステリー・ノンフィクション
配給:ギャガ

2021年11月26(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国順次公開 ダ・ヴィンチ最後の『傑作』!? 誰が、どうやって、 その絵を13万円から510億円に生まれ変わらせたのか!? 華やかなオークションの裏で、暗躍する者たちと蠢く陰謀──美術界に潜む闇と巨額の取引の実態を生々しく暴いていくミステリー小説を超えた欲望まみれのノンフィクションムービー!

©2021 Zadig Productions

 
  • 初心者も安心なフランス語教室
  • オンライン通信講座
  • どんどん話せるフランス語
  • メールマガジン
  • フランス語通訳・翻訳
  • 当サイトの音声付のコンテンツは下記のPCブラウザ及びスマートフォン・タブレット端末に対応してます。
    予めネット環境を設定の上、ご利用下さい。
    • 対応のPCブラウザ
    Safari、Google Chrome、FireFox、edge
    • 対応のスマートフォンやタブレット端末
    iPhone,iPad, iPad mini などiOS、Android
  • 尚、一部非対応のコンテンツもございますので予めご了承ください。
©France-jp.net. All rights reserved.