1993年に横浜で産声をあげたフランス映画祭は、今年で32回目を迎え、2024年3月20日(木)から23日(日)までの4日間、横浜で開催されます。
横浜フランス映画祭2025の公式アンバサダーを務めるのは、俳優の二階堂ふみさん。
2025年フランス映画祭のオープニングを飾るのは、日本では「巌窟王」として知られるアレクサンドル・デュマ・ペールのフランス小説の金字塔「モンテ・クリスト伯」を原作とした『The Count of
Monte-Cristo』。そのほか、アカデミー賞最多となる12部門13ノミネートを果たした、ジャック・オーディアール監督作『エミリア・ペレス』、2024年サン・セバスティアン国際映画祭
脚本賞受賞したフランソワ・オゾン監督の『WHEN
FALL IS COMING』、北条司原作 『キャッツ・アイ』のフランス実写版 など全10本が上映されます。
また、来日ゲストとして、『WHEN FALL IS COMING』のフランソワ・オゾン監督と俳優のリュディヴィーヌ・サニエ、『エミリア・ペレス』のジャック・オーディアール監督らの来日が予定されています。
開催期間:2025年3月20日(木)から23日(日)までの4日間
※来日予定ゲスト赤字
上映日:3月20日(木・祝)18:10-21:40
監督:アレクサンドル・ド・ラ・パトリエール、マチュー・デラポルト
キャスト:ピエール・ニネ、 バスティアン・ブイヨン、アナイス・ドゥムースティエ、アナマリア・バルトロメイ
178分/フランス・べルギー/ドラマ/2024年
配給:ツイン 2025年秋公開
カンヌ国際映画祭にて絶賛され、フランス国内で動員940万人を超える大ヒット!
日本では「巌窟王」として知られるアレクサンドル・デュマ・ペールのフランス小説の金字塔「モンテ・クリスト伯」を原作とした、愛と憎しみのエレガントなスペクタクル復讐劇。主演は
『イヴ・サンローラン』のピエール・ニネ。
若き航海士のエドモンは、結婚式当日に無実の罪で逮捕されてしまう。
脱獄不可能な監獄に送られ、生きる気力を失ってゆく。ある日、物音に気付き、壁を掘り進めると隣の独房と繋がる。そこにいた老人から知恵と巨万の富の存在を教えられたダンテスは、脱獄と復讐を心に誓い、虎視眈々と準備を進める。14年後...脱獄に成功したダンテスは巨万の富を手に入れ、名を「モンテ・クリスト伯」として、陥れた者たちへ巧みに近づいていく―
©2024CHAPTER2–PATHE FILMS–M6–Jérôme Prébois
上映日:3月21日(金)17:00-19:00
監督:レティシア・ドッシュ
キャスト:レティシア・ドッシュ、フランソワ・ダミアン、アンヌ・ドルヴィル、 ジャン・パスカル・ザディ
83分/フランス・スイス/コメディ/2024年
配給:オンリー・ハーツ 初夏公開
アヴリルは
訴訟に負け続け、事務所から解雇寸前の弁護士。そこへ社会不適合者のダリウチが愛犬コスモスを連れてくる。3人に噛みついたので、法令上このままでは殺処分になるので助けてくれと言う。アヴリルはコスモスからも迫られ断り切れず敗色濃厚な裁判を引き受ける。アウリルは犬が単なるモノではないことを裁判官に納得させ、中世以来となる犬の裁判が始まる
。
行動学者、哲学者、宗教家などを巻き込み、コスモスは女性差別者という非難を受ける。裁判は市民の関心を集め様々な団体が裁判所に押し寄せる。そして判決が言い渡されるが…。
© BANDE À PART-ATELIER DE PRODUCTION-FRANCE 2 CINÉMA-RTS RADIO TÉLÉVISION SUISSE-SRG SSR-2024
上映日:3月21日(金)19:30-22:00
監督:ジャック・オーディアール
キャスト:ゾーイ・サルダナ、カルラ・ソフィア・ガスコン、セレーナ・ゴメス、アドリアーナ・パス
133分/フランス/ドラマ/2024年(スペイン語)
配給:ギャガ 3月28日(金)新宿ピカデリーほか全国公開
弁護士リタは、メキシコの麻薬王マニタスから「女性としての新たな人生を用意してほしい」という極秘の依頼を受ける。リタの完璧な計画により、マニタスは姿を消すことに成功。数年後、イギリスに移住し新生活を送るリタの前に現れたのは、新しい存在として生きるエミリア・ペレスだった。過去と現在、罪と救済、愛と憎しみが交錯する中、女たちの運命は思わぬ方向へ大きく動き出す――。
©2024 PAGE 114 – WHY NOT PRODUCTIONS – PATHÉ FILMS - FRANCE 2 CINÉMA
上映日:3月22日(土)9:30-11:45
監督:アレクサンドル・ローラン
キャスト:カミーユ・ルー、コンスタンス・ラベ、クレール・ロメン、MB14
52分✕2/フランス/アクション・コメディ/2024年
2023年、アレクシア、タム、シリアの三姉妹は数年ぶりに再会する。10年以上前に父親のギャラリーが全焼した時に消失したはずの美術品が、エッフェル塔での展覧会に展示してあるという情報を掴むタム真相を突き止めようと決意した三姉妹は、絵画を取り戻すためにあらゆる危険を冒す..
上映日:3月22日(土)12:20-14:30
監督:アン・ソフィー・バイリー
キャスト:ロール・カラミー、シャルル・ペッチ、ゲルト・ヴァン・ランペルベルグ
94分/フランス/ドラマ/2024年
配給:スターキット 公開日未定
学習障害のある息子を持つ母モナが、自立を求める息子ジョエルとの関係崩壊に直面する物語です。障がい者の息子ジョエルの恋愛やその恋人オセアンの妊娠により、モナとジョエルの母子関係が変わる家族の葛藤が描かれます。
©Les Films du Losange
上映日:3月22日(土)15:00-17:25
監督:フランソワ・オゾン
キャスト:エレーヌ・ヴァンサン 、 ジョジアーヌ・バラスコ、 リュディヴィーヌ・サニエ、 ピエール・ロタン
103分/フランス/ドラマ/2024年
配給 :ロングライド 2025年公開予定
自然豊かな ブルゴーニュで、穏やかな老後を過ごすミシェル。休暇で孫と帰省した娘ウヴァレリーがキノコ中毒で病院に運ばれたこときっかけに、登場人物たちの過去や人間模様が紐解かれていく。
©2024 - FOZ- FRANCE 2 CINEMA – PLAYTIME
上映日:3月22日(土)18:00-19:30
監督:レオス・カラックス
キャスト:ドニ・ラヴァン、 カテリーナ・ウスピナ、ナースチャ・ゴルベワ・カラックス、ロレタ・ユオカイテ
45分/フランス/2024年 (フランス語・英語)
配給 :ユーロスペース 4月26日(土)公開
ジャン=リュック・ゴダールへオマージュを捧げ、自身の半生そして映画そのものを追求したレオス・カラックスの新作。
ついぞ実現しなかった展覧会で、ポンピドゥーセンターはこの質問に映像で答えるよう映画監督に依頼した。「レオス・カラックス。
君はいまどこにいる ?」彼は答えようとしたでも疑問ばかりだ。彼について、そして“彼”の世界について。「分からない。でも分かっていたら、こう答えるだろう...」
©Jean-Baptiste Lhomeau
上映日:3月23日(日)13:00-15:10
監督:レア・トドロフ
キャスト:ジャスミン・トリンカ、レイラ・ベクティ、ラファエル・ソンヌヴィル=キャビー、ラファエレ・エスポジト
99分/フランス・イタリア/伝記ドラマ/2023年(イタリア語・フランス語)
配給 : オンリー・ハーツ 2025年3月28日より公開
20世紀初頭のローマで、マリア・モンテッソーリは、ある「成功者」と出会う。フランスの有名なクルチザンヌ(高級娼婦)であるリリ・ダレンジだ。リリは娘の学習障がいが明るみに出そうになったとき、自分の名声を守るためにパリから逃亡してきた のだ。マリアはこの時期すでに画期的な新しい教育法の基礎を築いていた。リリはマリアを通して、娘はただの障がいのある女の子ではなく、強い意志と才能を持った人として、ありのままの娘を知るようになる。マリアに共鳴したリリは、男性中心社会の中でもがくマリアの野望の実現に手を貸す。
©Geko Films-Tempesta-2023
上映日:3月23日(日)16:00-18:30
監督:ステファニー・ディ・ジュースト
キャスト:ナディア・テレスキウィッツ、ブノワ・マジメル、バンジャマン・ビオレ、ギヨーム・グイ
115分/フランス・ベルギー/ドラマ/2024年
配給:クロックワークス 2025年5月2日より全国公開
生まれた時から多毛症に悩まされるロザリーは、その特別な秘密を隠して生きてきた。愛されることを願いながら 、田舎町のカフェのオーナー・アベルと結婚し、 借金があることを知った彼女は、あることを思いつく。「ヒゲを伸ばした姿を晒すことで、客が集まるかもしれない」始めは彼女の行動に反対し嫌悪感を示したアべルだったが、その純粋で真摯な愛に次第に惹かれていく。果たして、ロザリーは本当の自分を愛される幸せと真の自由を見つけることができるのだろうかー。
©2024–TRÉSOR FILMS–GAUMONT–LAURENT DASSAULT ROND-POINT-ARTÉMIS PRODUCTIONS
上映日:3月23日(日)19:00-21:10
監督:ミシェル・ アザナヴィシウス
キャスト:ドミニク・ブラン、グレゴリー・ガドゥボワ、 ドゥニ・ポダリデス、ジャン=ルイ・トランティニヤン
81分/フランス/アニメーション /2024年
昔々とある森に貧しい木こりの夫婦がいました。寒さ、空腹、貧困に加え、あちこちで戦争が繰り返されています。ある日、木こりのおかみさんは、絶え間なく森を通過する列車から放り投げられた赤ん坊を連れて帰ります。夫婦は何があっても この子を守り、この“貨物”は、木こりの夫婦、彼らに関わる人々、さらには彼女を列車から放り投げた男の人生をも狂わせます。彼らの物語は人間の心の最悪な部分と最高の部分を浮き彫りにするてでしょう。
©2020EX NIHILO-LES COMPAGNONS DU CINEMA-STUDIOCANAL-FRANCE3 CINEMA -LES FILMS DU FLEUVE