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ロマン・ポランスキー監督を拘束

2009.09.29

『戦場のピアニスト(Le Pianiste)』(02)で、カンヌ映画祭のパルムドールに輝いたホーランド出身の映画の巨匠、ロマン・ポランスキー監督(76歳)が9月26日、スイス警察当局に身柄を拘束されました。
今回はチューリヒ映画祭で生涯功労賞の授与式に参加のため、スイスへ入国したところ、チューリッヒ国際空港で逮捕されました。
この事件は1977年にジャック・ニコルソン邸で当時13歳の子役モデル、サマンサ・ゲイマーさんと性的関係を持ったとされ、アメリカでは未成年への強姦罪が適用されるため、映画撮影と偽って国外へ逃亡。長年、市民権を得ているフランスのパリで生活をしていました。ポランスキー監督はサマンサ・ゲイマーさんとは合意のもとで強姦ではなかったと主張。
2003年に『戦場のピアニスト』は米アカデミー賞監督賞にも輝きましたが、アメリカでの逮捕を恐れ、授賞式には出席しませんでした。
米国への引き渡しをめぐり、スイス映画監督協会は今回の拘束を抗議する一方、同監督が市民権を持つ仏政府は、ミッテラン文化相が擁護する声明を発表してます。

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