2010.11.14
フランスの企業が従業員に支給している食事券、”Tickets resto” “Chèques restaurant”で今後、新鮮な野菜や乳製品が購入できるようになります。
レクスプレス誌によると、クリスティーヌ・ラガルド経済大臣は11月5日にこれらの食事券使用範囲の改正案にサインをし、ここ10日以内に施行されると発表しました。
これはフランスの従業員にキッシュやサンドイッチだけで食事を済まさず、一緒に野菜や果物また乳製品を採る事で、よりバランス良く、様々な食事が取れるように使用範囲を広げたものです。
これらの”Tickets resto” “Chèques restaurant”などの食事券は企業が一部負担し、所得税の課税対象にはなりません。
主に社内食堂がない50人以上の企業の従業員に支給されてます。
この食事券は当初はレストランのみの使用でしたが、その後、ファースドフードやテイクアウト店等でも使用可能になりました。
レストラン業界から食事券の使用をめぐり、使用範囲を野菜や果物また乳製品まで範囲を広げることで、新たな分野との競争が激化し、さらに不正使用が増えるのではと懸念の声も上がっています。