2011.07.30
国際通貨基金(IMF)のストロスカーン前専務理事からアメリカ・ニューヨークのホテルで性的暴行を受けたとして告訴した女性ホテル従業員、ナフィサトゥ・ディアロさんが初めて公の場に実名で登場し、米週刊誌ニューズウィークと米ABCテレビの取材に応じ、みずからの主張の正当性を訴え、世界の関心を集めてます。
この事件では、IMFの前の専務理事だったドミニク・ストロスカーン被告が、ホテルの従業員の女性に乱暴したとして逮捕・起訴されたあと、米裁判所が「従業員の女性の供述は信ぴょう性に疑いがある」などとして、前専務理事の監視を解くことを決めており、この女性の供述の信ぴょう性に注目が集まっています。こうしたなか、この女性は地元テレビ、「ABC」の報道番組に出演し、インタビューに応じ、「事件当日、前専務理事が宿泊していたホテルのスイートルームへ清掃のため入ったところ、真っ裸なストロスカーン被告が現れ、すぐに部屋を去ろうとしたが、”君は素晴らしい”と言いながら襲ってきた。」などと性的暴行を受けた状況を生々しく明しながら、みずからの主張の正当性を訴え、「正義が下されることを望んでいる。前専務理事には刑務所に入ってほしい。」と述べました。
これに対し、ストロスカーン被告の弁護士は「金目当ての行動だ」などとして女性を強く非難するコメントを発表してます。
http://www.lexpress.fr/actualite/politique/affaire-dsk-la-version-de-nafissatou-diallo_1014659.html