フランスで動員200万人超を記録した大ヒット作『天国でまた会おう』の監督・共同脚本・出演を務めたアルベール・デュポンテルさんのインタビューです。
医者の家庭に生まれたデュポンテルさんは、医師を目指し医大に入りますが、病院での研修に興味が沸かず、映画館に通っているうちに映画に魅了され演劇を学び初めたそうです。そして俳優としてキャリアをスタートさせ『モンテーニュ通りのカフェ』(06)、『地上5センチの恋心』(06) 、『PARIS(パリ)』(08)などに出演。俳優として活躍する一方、監督としても6作品のメガフォンを取り、前作『9 mois ferme(原題)』(13) は200万人を動員する大ヒットし、セザール賞オリジナル脚本賞を受賞。本作『天国でまた会おう』も、セザール賞監督賞と脚色賞に輝いています。
フランス最高の文学賞・ゴンクール賞を受賞したピエール・ルメートルの「天国でまた会おう」を映画化した本作は、第一次世界大戦後のパリを舞台に、帰還兵が巻き起こす前代未聞の詐欺事件を題材にしながら戦争を風刺し、身分も性格も全く異なる二人の男の友情を描いたストーリーで、戦争で顔に傷を負った主人公エドゥアールがつける仮面や衣装などとてアート感覚に富んだ映画です。
1964年1月11日、フランス・サン=ジェルマン=アン=レー生まれ。
本名は フィリップ・ギヨーム(Philippe Guillaume)。
父は医師、母は歯科医の家庭に生まれたアルベールは医師を目指し医大で4年間学ぶが、病院での研修に興味が沸かず映画館に通うようになる。
やがて現実の世界よりも空想の世界=映画に魅力を感じ、国立シャイヨー劇場で演劇を学び始める。俳優としてキャリアをスタートさせ、『つつましき詐欺師』(96・未)、ギャスパー・ノエ監督の『アレックス』(02)、ジャン=ピエール・ジュネ監督の『ロング・エンゲージメント』(04)、『モンテーニュ通りのカフェ』(06)、『地上5センチの恋心』(06)、ギャスパー・ウリエル共演の『ジャック・ソード
選ばれし勇者』(07・未)、セドリック・クラピッシュ監督の『PARIS(パリ)』(08)、『プレイ-獲物-』(11)などに出演する。1996年、脚本・主演も務めた『ベルニー』で長編映画監督デビューを果たし、セザール賞新人監督作品賞にノミネートされる。前作『9
mois ferme(原題)』(13) は200万人を動員する大ヒットとなり、セザール賞オリジナル脚本賞を受賞した。
長編映画監督6作目となる『天国でまた会おう』も、セザール賞監督賞と脚色賞に輝いている。
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