エッフェル塔の完成に挑戦したギュスターヴ・エッフェルの成功と、ある女性への秘められた想いを情熱的、かつ、大胆に創作したヒューマン・ラブストーリー、映画『エッフェル塔~創造者の愛~』主演のロマン・デュリス と エマ・マッキーの2ショットインタビュー映像です。
ロマン・デュリスが様々な出演作品で培った経験から史実を用いた作品を手掛ける監督たちの共通点に触れながら、今回演じた“ギュスターヴ・エッフェル”へ「世界有数の塔を創造した事実に圧倒された」と評し、「(塔の)下に立って見上げると思わず息をのむ迫力だ。観客に説得力があるかが気になるね。僕が作業員を使って、これを建造した男に見えるかと多少の不安があった。でも有名な天才を演じる というのはやりがいのある仕事だよ。」とじつは揺れ動いていた心持ちを教えてくれた。
次にエマ・マッキーは本作の衣装のこだわりとして「時代劇の衣装だけど衣服のすべてが当時のまま再現 されているわけじゃないの。大筋では時代考証に従いながらも生地はデニムを使っていたりする」という裏話とともに、ギュスターヴの衣装にも言及したうえで、「時代劇の衣装にしてはかなりの解放感だったわね。型に押し込まれることなく演技できたのはよかった」とスタッフの仕事を褒めたたえた。
また、ロマン・デュリスは歴史上の有名人を演じることへプレッシャーを感じなかった理由として、「僕は役者として、チームの一員として映画を作っているんだ。ギュスターヴ・エッフェルもみんなの作品だ。」と回答し、「僕は役者にすぎないんだ。役の背後にいるのが心地いい。」「僕はギュスターヴを演じただけだ」と俳優としてプロフェッショナルな顔を見せている。
さらに、エマ・マッキーは本作がフランス語の映画初出演だったことを、「映画の話が来たのは、フランス映画に出たいと思っていた時期だった」と振り返り、 共演のロマン・デュリスへは「人間としても俳優としても、彼の誠実さを尊敬していた」と絶賛した。
『エッフェル塔~創造者の愛~』は 3 月 3 日(金)より新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国公開。
1974年5月28日、フランスパリ生まれ。
美術学校でアクリル画を学んでいる頃にセドリック・クラピッシュ監督にスカウトされて『青春シンドローム』で俳優デビュー。以降、クラピッシュ作品の常連となり『猫が行方不明』(96)、『パリの確率』(99)、『スパニッシュ・アパートメント』(02) 『ロシアン・ドールズ』(05)、『PARIS』
(08)、『ニューヨークの巴里夫』(13)
の主演を務める。中でも『スパニッシュ・アパートメント』(02)が国内外で大ヒットとなり世界的に知られる。さらに、『真夜中のピアニスト』(05)、『ハートブレイカー』(10)、『彼は秘密の女ともだち』(14)、『パパは奮闘中!』(18)でセザール賞にノミネートされ、リドリー・スコット監督の『ゲティ家の身代金』(17)などハリウッド大作にも出演し、フランスの名優としてその名を刻む。
その他、『モリエール 恋こそ喜劇』(07)、『タイピスト』(12)など多彩な役をこなすフランスで人気の俳優。
私生活では、父は建築家、母は元バレリーナで今はカラーリスト、兄はデザイナー、姉はピアニストといった芸術一家で育っており、ピアニストの姉は『真夜中のピアニスト』で、ピアノの指導をし『ハートブレイカー』にもピアニスト役で出演している。また、元パートナーで女優のオリヴィア・ボナミーの間に、二人の子供を授かっている。
1996 年1月4日、フランス、ル・マン生まれ。イギリス人の母とフランス人の父の間に生まれたエマ・マッキーは、バカロレア取得後、17歳で演劇を学ぶために渡英。リーズ大学で古典文学を学び、同大学の劇団の作品に出演する。2019年からNetFlixが配信している、イギリスの人気TVシリーズ「セックス・エデュケーション」に出演し注目を浴びる。2020年には、ケネス・ブラナー監督・主演のハリウッド大作『ナイル殺人事件』に出演。そして、キャリアを積んだマッキーは、『エッフェル塔~創造者の愛~』で主演女優・アドリエンヌ役に抜擢。
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