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ヴァンサン・マケーニュ  インタビュー / Interview de Vincent Macaigne

Je suis très content d'être ici parce que Bonnard a été très inspiré par le Japon.
(私が演じた)画家、ボナールが非常に影響を受けた日本に来られて大変嬉しく思います。

ピエール・ボナールとその妻マルトの半生を描いた映画『画家ボナール ピエールとマルト』で主演を務めたフランスの名優、ヴァンサン・マケーニュさんのインタビューです。

Q: Quelles sont vos impressions sur le Japon ? (日本の印象は?)
日本は数年前に一度来たことがあります。東京と京都に行きましたが、映画のプロモーションのための来日でしたので、あまり見る時間がありませんでした。京都では、お寺や風情ある場所を見る機会に恵まれていました。もっと時間を掛けて、ゆっくりとこの素晴らしい国をみてみたいです。 また、日本は、僕が演じた画家ボナールが大変影響を受けた国です。彼の絵画の技法には、浮世絵や色の扱い方など、日本絵画の影響が見られるものが多いです。ですので、こうして日本に来れて大変嬉しく思います。
Q : Qu’est-ce qui vous a poussé à devenir acteur ?(なぜ、俳優になろうと?)
高校で演劇の授業をとったのが始まりです。その後、舞台演出家になり、友人の監督たちから、彼らの映画に出てほしいと頼まれて、手助けで映画に出演したのがきっかけです。ギヨーム・ブラック、アントナン・ペレジャトコ、そしてパルム・ドールを受賞したジュスティーヌ・トリエと、みな素晴らしい監督たちです。 ですから、ちょっとした人助けがきっかけで、映画俳優になりました。  
Q : Comment vous êtes-vous préparer pour incarner ce rôle ?(役作りについて)
役作りには、大変時間がかかりました。まずはボナールの体型に近づくために、痩せる必要がありました。彼はどちらかというと細身で、すらっとしていたので、痩せる必要がありました。そして、ボナールが絵を描くシーンのために、絵を学ぶ必要がありました。もちろん、画家の先生がすべての絵を再現してくれましたが、絵を描いたりスケッチをするシーンは、できるだけ私がやるようにしました。最終的に1カットを除いて、ほぼ全て私が描くことができ、誇らしく思います。
『画家ボナール ピエールとマルト』
Ⓒ2023-Les Films du Kiosque-France 3 Cinéma-Umedia-Volapuk

ヴァンサン・マケーニュ プロフィール

ヴァンサン・マケーニュ プロフィール

1978年10月19日、フランス・パリ生まれ。若い頃から芝居に興味をもち、高校で演劇のクラスをとる。そして、1999年にフランス国立高等演劇学校に入学。初めは主に俳優、舞台演出家として活動していたが、2009年に友人のギヨーム・ブラック監督から短編作『遭難者』に出演を頼まれたのをきっかけに、映画界へも活動の場を広げる。2011年に、自身の初監短編映画『私たちに残されているもの』を発表。主な出演作品として、ギヨーム・ブラックの初長編監督映画『やさしい人』(13)、アンヌ・フォンテーヌ監督の『夜明けの祈り』(16)、エリック・トレダノ&オリビエ・ナカシュ監督の『セラヴィ! 』(16)、オリヴィエ・アサイヤス監督の『冬時間のパリ』(19)などがある。

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