第37回東京国際映画祭で『不思議の国のシドニ』が上映され、11月3日に開催されたQ&Aに、主演を務めたフランスの名優イザベル・ユペール、共演の伊原剛志、エリーズ・ジラール監督が登壇した。
1953年3月16日 フランス・パリ生まれ。フランス国立高等演劇学校(コンセルヴァトワール)で演技を学び、舞台やテレビを経て1971年に『夏の日のフォスティーヌ』で映画デビュー。クロード・シャブロル監督『ヴィオレット・ノジエー ル』(78)でカンヌ国際映画祭最優秀女優賞を受賞。『勝手に逃げろ/人生』(79)『パッション』(82) などゴダール作品で主演を演じるかたわら、『天国の門』(81) でアメリカにも進出。その後は国際的スターとしてコンスタントに出演作を重ね、『ピエラ・愛の遍歴』(83) と『主婦マリーがしたこと』(88) ではヴェネチア国際映画祭の女優賞を受賞。これまでセザール賞主演女優賞に13回ノミネートされており、史上最多記録。ミヒャエル・ハネケ監督の『ピアニスト』(01) では、2度目のカンヌ国際映画祭最優秀女優賞に輝く。 さらにポー ル・ヴァーホーヴェン監督『エル ELLE』(16)でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。その他の主な出演作に、ミア・ハンセン= ラヴ監督『未来よ こんにちは』(16)、ホン・サンス監督『クレアのカメラ』(17)、フランソワ・オゾ ン監督『8人の女たち』(02)、『私がやりました』(23)などがある。
1963 年日本、大阪生まれ。1983 年に舞台「真夜中のパーティー」で俳優デビュー。その後 NHK 連続テレビ 小説「ふたりっ子」(96)でヒロインの幼馴染を演じ、一躍注目を集める。日本国内の作品のみならず、クリント・イーストウッド監督『硫黄島からの手紙』(06)、ヴィセンテ・アモリン監督『汚れた心』(11)な ど、海外作品にも多く出演している。その他の主な出演作に『ストレイヤーズ・クロニクル』(15)、『家 族の日』(16)、『ヤクザプリンセス』(21)などがある。
1974 年フランス、トゥアール生まれ。大学で脚本について学んだのち、映画館チェーン「シネマ・アクシオン」の広報担当として働き、その時の経験をもとに2本の中編ドキュメンタリー映画『孤独な勇者たち/シネマ・アクシオンの冒険』(03)、『ロジェ・ディアマンティス、あるいは本物の人生』(05)を監督。2011 年には初の長編作品『ベルヴィル・トーキョー』を監督し、 続く長編 2 作目『静かなふたり』(17)では、ベルリン国際映画祭フォーラム部門に選出された。
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