『グラン・ブルー』、『レオン』、『フィフス・エレメント』のリュック・ベッソンがフランス映画祭2011年のオープニング作品『アーサー3(仮題)』を携えて来日!
どきどきのインタビューをしてきました!!!
Q : 監督は30年以来、何度も来日されてますが、今回で何度目の来日ですか?
「わからないよ、だって好きなことは数えないものだ!もし、嫌いだったら何度も来日しないよ。日本とフランスはたくさんの共通点があり、日本は大好きな国なんだ。」
Q : 震災後、日本を離れ、避難したフランス人は少なくありません。来日にあたり躊躇しませんでした?
「30年以来、親交のある日本の友人を助けるのは当たり前さ!確かに、来日を断ったゲストもいますが、それは原発事故直後、東電が事実をきちんと伝えなかったため、何が本当で何が嘘なのか、判断つかなくなり、みんな恐れて躊躇したのだと思うよ。」
Q: 健康を維持するために気をつけていることは?
「僕の場合は一番、食事に注意をはらっているよ。最も太ったときは130キロぐらいもあり、ダイエットとスポーツをして104キロに落としたんだ。食事はシンデレラメニュー。つまり、たった一杯の水と夜に髪の毛をとかすだけだよ。スポーツはランニングと腹筋を一日に150〜200回。今は少し体重がおちて、プチ相撲取りってところかな…。」
Q: 何故、映画を作ろうと思われたのですか?
「映画以外は何もできないし、映画は自分を表現する手段なんだ。人それぞれ、様々な表現方法があると思うよ。たとえば、生け花を作って表現する人やシベリアで氷を掘って表現する人など、自分にあった表現方法を見つける事が大切だと思うよ。映画は様々なアートの要因を含んでおり、表現方法として僕にぴったりだったんだ。」
Q: 『アーサー3(仮題)』の魔王マルタザールはチョコレートタルトがたまらなく好きですが、何故チョコレートタルトを思いついたのですか?
「たとえどんなに醜い奴、悪い奴でも"たまらない物"ってあると思うんだ。たとえば、ヒットラーやムッソリーニにだって好物はあったと思うよ。醜い魔王マルタザールと誰でも好きな愛らしいチョコレートタルトとのギャップが面白いと思ったんだ。」
©2010 EUROPACORP - TF1 FILMS PRODUCTION - APIPOULAÏ PROD – AVALANCHE
PRODUCTIONS
『アーサー3 (仮題)』魔王マルタザール 2011年公開予定 配給:角川映画
Q: ベッソン監督もチョコレートタルトには目がないのですか?
「うん、あんまり…。僕が好きなのはクレープ。特にママお手製のクレープ! 母はブルターニュ地方出身で、3世代にわたり美味しいクレープ屋を営んでいたんだ。ママはクレープの女王なんだよ!!」
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