フランス映画祭2014年の上映作品及びゲストが発表になりました!
今年で22回目を迎えるフランス映画祭2014は、6月27日(金)から30日(月)まで、有楽町朝日ホール・TOHOシネマズ日劇で開催されます。
フランス映画祭は、最新フランス映画がいち早くみられ、今旬のフランス俳優や監督と出会える、映画ファンやフランス語学習者にとっては見逃せない毎年恒例の仏映画の祭典で、1993年からスタートし今年で22回目を迎えます。
2014年度フランス映画祭の団長は、『愛より強い旅』(04)で第57回カンヌ国際映画祭監督賞に輝いた、トニー・ガトリフ監督。本年度カンヌ国際映画祭 特別招待作品『ジェロニモ
-愛と灼熱のリズム』を引っさげて来日します。
そして、オープニングを飾るのは『グレード
デイズ!-夢に挑んだ父と子-』です。世界一過酷なアイアンマンレースを舞台に、親子の絆再生を瑞々しく描く奇跡と感動の物語で、監督は、パリ・オペラ座の裏舞台を描いた、ドキュメンタリー映画『エトワール』のニルス・タヴェルニエです。
来日ゲストのサイン会も行われます。
サイン会で使えるフランス語表現集はこちら
2014年度フランス映画祭のラインナップは、オープニングを飾るのは、大ヒットドキュメンタリー映画『エトワール』のニルス・タヴェルニエ監督が手掛けた『グレード
デイズ!-夢に挑んだ父と子-』。そのほか、伝説のファッションデザイナー、イヴ・サンローランの生涯を描いた『イヴ・サンローラン』、ダイアン・クルーガーとダニー・ブーンのラブコメディ『For me to the
Moon(英題)』、本年度団長トニー・ガトリフ監督の2014年カンヌ国際映画祭特別招待作品『ジェロニモ―愛と灼熱のリズム』など、全12作品が上映されます。
来日ゲストは、オープニング作品『グレード デイズ!-夢に挑んだ父と子-』のニルス・タヴェルニエ監督と主演のファビアン・エローを始め、『For me to the
Moon(英題)』出演のフランスで大人気のコメディ俳優ダニー・ブーンなど、豪華アーティストの来日が予定されてます。
※来日ゲストやトークショーのスケジュールはキャンセルや変更となる場合がありますので、フランス映画祭公式サイトでご確認下さい。
http://unifrance.jp/festival/2014/
(来日予定ゲストはオレンジ)
©2014 NORD-OUEST FILMS - PATHÉ PRODUCTION - RHÔNE-ALPES CINÉM |
上映日:6月27日(金)17:40(オープニング作品) 車いす生活を送る17歳の少年、ジュリアン。失業中の父親ポールは、息子を愛してはいるが、正面から向き合うことができないでいた。そんな父の態度に不満を募らせる反抗期のジュリアンは、ある日、とんでもないことを思いつく―。それは、かつて父親が完走を果たせなかったトライアスロンの最高峰“アイアンマンレース”に一緒に出場するという無謀すぎる計画だった!息子の提案を一度は断るポールだったが、ジュリアンの熱意が彼の心を動かしていく―。世界一過酷なアイアンマンレースを舞台に、親子の絆再生を瑞々しく描く、奇跡と感動の物語! 監督:ニルス・タヴェルニエ |
©WY productions – SND – Cinéfrance 1888 – Herodiade - Umedia |
上映日:6月28日(土)14:00 20世紀から現在に至るまで、揺るぎなき地位を築いたハイブランドの創始者にしてフランスが世界に誇る伝説のファッションデザイナー、イヴ・サンローラン。彼の輝かしいキャリアと人生の光と影を描き、本国フランスで公開するや、初登場NO.1の大ヒットを記録した話題作。また、公私共にサンローランのパートナーだったピエール・ベルジェ氏が全面協力し、イヴ・サンローラン財団が所有するアーカイブ衣装貸出しの許可も得て制作された、ブランド初公認の本格伝記映画。 監督 ジャリル・レスペール |
©2012 SPLENDIDO QUAD CINEMA / TF1 FILMS PRODUCTION / SCOPE PICTURES / LES PRODUCTIONS DU CH'TIMI / CHAOCRP DISTRIBUTION / YEARDAWN |
上映日:6月30日(月)17:20 イザベルは、歯科医師の彼氏ピエールとパリ郊外で同棲中。出会った頃と変わらず優しいピエールとの安定した生活は周囲も羨むものだった。付き合って10年、二人は自然と結婚を考え始めていた。しかし、イザベルにはその結婚になかなか踏み込めない理由があった。それは「一度目の結婚は必ず失敗する」というイザベルの家系に代々伝わるまるで呪いのようなジンクス。結婚式を数ヵ月後に控えたイザベルは、ピエールと結婚する前までに何とかして、バツイチになる決意をする。そして、そのパートナー探しの旅に出ることにする。笑いあり、涙あり、共感度NO.1のラブストーリー。 監督:パスカル・ショメイユ |
©Thomas Brémond © copyright Gaumont - LGM Cinéma |
上映日:6月28日(土)21:00 シモンとフランクは南仏のトゥーロン警察に所属する優秀な刑事。彼らは良きパートナーであり良き友だったが、勤務中にシモンが人身事故を起こしたことから、二人の人生は一変する。シモンは服役し妻とも離婚、全てを失った。出所後、刑事を辞め警備会社で働くシモンだったが、いまは離れて暮らす最愛の息子が、偶然殺人現場を目撃したことからマフィアに命を狙われていることを知り、自らが息子を守りぬくことを決意。信頼するフランクの協力を仰ぎ壮大なマフィア組織に立ち向かっていくのだった…。二人の刑事とその家族、犯罪組織と警察を巻き込んだサスペンス・アクション。 監督:フレッド・カヴァイエ |
©Pyramide Films |
上映日:6月23日(土)10:30 アイルランド、セネガル、ブラジル、モロッコ、中国…。各国から11歳から15歳の子どもたちがフランスにやってきた。これから1年間、パリ市内にある中等学校の同じ適応クラスで一緒に過ごすことになる。24名の生徒、24の国籍。この多文化的な環境を通して垣間見える、十代の若者たちの無邪気さ、熱意、内面の混乱。新生活を始めたばかりの彼らの姿から、先入観にとらわれずに、よりよい未来に向けて前向きな気持ちになれる作品。 監督:ジュリー・ベルトゥチェリ |
©1969 Les films du Carrosse / Les Productions Artistes Associés / Produzione Associate Delphos |
上映日:6月30日(月)10:30 「幻の女」「暁の死線」など数多くの作品が映像化されているアメリカのノワール系作家ウィリアム・アイリッシュの名作「暗闇へのワルツ」をベースにして制作されたラヴロマンス・ミステリーの傑作。サスペンス映画の巨匠アルフレッド・ヒッチコックに傾倒するフランソワ・トリュフォー監督が華麗な映像美でみせる愛の逃避行。『勝手にしやがれ』で一躍フランスを代表する大スターの地位を確立したジャン=ポール・ベルモンドとイヴ・サンローランのゴージャスな衣装を身にまとうドヌーヴの2人が、行き場のない恋にさまよう大人の男女を熱演。南の島レユニオンからスイスの雪山まで壮大なロケを敢行した恋愛映画の決定版。 監督:フランソワ・トリュフォー |
©Film du Losange |
上映日:6月29日(日)14:00 30歳の女性ジェロニモは、南フランスの町で、問題のある少年少女の指導をしている。ある日、家族から結婚を強制されそうになったトルコ系の16歳の少女ニルは、ジプシーの恋人ラッキーの元へと逃れる。ふたりの駆け落ちは、それぞれの家族を対立させ、地区を巻き込んだ争いに発展する。ニルはラッパーの弟からの攻撃を恐れて姿を隠す。ジェロニモは同じく地域の少年少女の指導に携わっている昔の恋人オランジュに助けを求め、この争いを止めようと力を尽くすが…。『ガッジョ・ディーロ』、『愛より強い旅』のガトリフ監督の最新作にして、今年のカンヌ国際映画祭の特別招待作品。 監督:トニー・ガトリフ |
©Diaphana Films |
上映日:6月29日(日)17:30 40歳のジャン・ルノーは売れない俳優。セザールの新人賞を受賞したのもいまは過去、面倒な性格が災いして仕事は激減していた。ある日、就職センターで相談員から珍しい仕事を提案される。予審判事が事件現場を再現し、検証するための死体の役だ。犠牲者を心から演じようと細かい再現を要求するジャンは、若い判事ノエミと衝突しながらも、シャモニーの南、高級スキーリゾート地ムジェーブでオフシーズンに起きた連続殺人事件の矛盾に気付き、真相に迫ってゆく…。『ルーヴルの怪人』『ルパン』のサロメ監督が演出を手がけ、俳優たちの軽妙なアンサンブルで魅せるリゾート・コメディ。 監督:ジャン=ポール・サロメ |
©DR |
上映日:6月27日(金)21:00 33歳のアルマンは生活を変えることを決意し、ひとまず公園でのジョギングをスタート。そこで、運命の女性アメリと出会う。次に偶然アメリを見かけたのは夜の路上。でも気がつけばアルマンは病院送りになっていた。一命をとりとめたアルマンだが今度は親友バンジャマンが脳梗塞で入院。しかしこれをきっかけにふたりに幸せが巡ってくる。アルマン、アメリ、バンジャマン、カティアが過ごす2つの秋と3つの冬は、出会いや事件、思い出にあふれ…。監督長編2作目のセバスチャン・ベベデールが綴る、せつなくも可笑しい愛の物語。 監督:セバスチャン・ベベデール |
©Isabelle Razavet - Arturo Mio |
上映日:6月28日(土)17:30 就職の面接に失敗したあと、電車を逃したルルは、夫と3人の子供の待つ家には帰らず、何日か自由に過ごすことを決める。計画したわけではなく、自分の気持ちに正直になっただけだ。大西洋岸の街で、ルルは、彼女のように世間からはみ出しそうな人々に出会う。鳥のように自由な男と彼を守ろうとする兄弟たち、退屈した老女、店長からバカにされつづけるカフェの店員…。こうした出会いが、ルルが忘れていた自分自身を取り戻すきっかけとなってゆく。原作はエティエンヌ・ダヴォドー著のバンド・デシネ(ヨーロッパの漫画)で、2009年にアングレーム国際漫画祭で優秀作品賞を受賞している。 監督:ソルヴェイグ・アンスパック |
©DR |
6月29日(日)10:30 50代の夫婦、ブリジットとグザヴィエは牛の畜産を営んでいる。仕事は順調だけれど、子どもは家を出て、夫婦2人だけの暮らしに何となく慣れない日々。そんなある時、近所でパリからやって来た若者の誕生パーティーが開かれ、ブリジットは25歳の魅力的なパリジャン、スタンに出会う。何とも言えない欲望と期待を胸に秘め、夫に嘘をついてパリへと出かけるブリジットだが…。監督のマルク・フィトゥシは、前作『コパカバーナ』でもイザベル・ユペールを起用。良く練られたコメディには定評がある。フランスで2014年6月公開予定の最新作。 監督:マルク・フィトゥシ |
©DR |
上映日:6月30日(月)14:00 若い女性、スザンヌの成長を通して描かれる愛の物語。早くに亡くなった母の不在を埋めるように、強い絆で結ばれた妹マリアと、不器用ながらも愛情あふれ、再婚もせずに娘を育てる父ニコラと過ごした幸せな幼少時代。そして訪れる思春期。スザンヌはごろつきの少年に恋をし、妊娠、出産。数年後、若い彼女は子どもを残して新たな恋人と家を出てしまう。自分の気持ちに抗えないスザンヌは家族を振り回すが、父はそれでも見守り、家族を立て直そうとする…。見応えのあるドラマを監督したのは、カテル・キレヴェレ。初の長編作品『聖少女アンナ』がカンヌ映画祭監督週間部門に出品され、ジャン・ヴィゴ賞を受賞した気鋭の若手女性監督である。 監督:カテル・キレヴェレ |
フランス映画祭はユニフランスがフランス映画のフランス映画の普及・振興を目的とし、1993年から毎年開催されてます。1993年から2005年までは毎年6月に横浜で、2006年から2010年までは3月に東京・六本木で開催されてました。その後、2011年からは会場を有楽町に移し、6月に行われてます。
2013年:ナタリー・バイ
2012年:(団長なし、映画祭の顔として)ヴァレリー・ドンゼッリ、レア・フェネール
2011年 :リュック・ベッソン
2010年:ジェーン・バーキン
2009年:ジュリエット・ビノシュ
2008年:ソフィー・マルソー
2007年:カトリーヌ・ドヌーヴ
2006年:キャロル・ブーケ
2005年: コスタ=ガヴラス
2004年:エマニュエル・ベアール
2003年:ヴァンサン・ペレーズ
2002年:ジャンヌ・モロー
2001年:ナタリー・バイ
2000年:ジャン=ジャック・べネックス
1999年:クロード・ルルーシュ
1998年:サビーヌ・アゼマ
1997年:キャロル・ブーケ
1996年:イザベル・ユペール
1995年:シルヴィー・ヴァルタン
1994年:ソフィー・マルソー、リヌ・ルノー
1993年:ジャンヌ・モロー
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