女優としても活躍している、パスカル・プザドゥー監督に、『92歳のパリジェンヌ』の劇中に流れる印象的な曲について伺いました。
ジルベール・ベコーの「そして今は」が入院中の高齢者が繊細な会話をしているシーンで使われています。あまりにもシーンにぴったりあっていて心を打たれます。
Maintenant, que vais-je faire | 今となってはどうしたらいいんだ |
De tout ce temps que sera ma vie | この先 僕の長い人生を |
De tous ces gens qui m’indiffèrent | まわりのどうでもいい人たちを |
Maintenant que tu es partie | 君が去った今となっては |
Toutes ces nuits, pourquoi pour qui | 日々訪れる夜は 何のため誰のためなんだ? |
Et ce matin qui revient pour rien | そして再び朝が訳もなくやってくる |
Ce coeur qui bat pour qui pour quoi | この心は誰のため 何のために鼓動しているんだ? |
Qui bat trop fort, trop fort | あまりも激しく 激しく動いている |
1966年4月19日フランス、サン=マンデ生まれ。父親は写真家、母親は教師。
女優としてキャリアをスタートさせ、パトリス・ルコント監督作『タンゴ』(92)やクロード・ルルーシュ監督作『レ・ミゼラブル』(95)などに出演。
1994年に短編『Grand brun aux yeux doux』で監督デビュー。2003年にジャン・デュジャルダン、アントワーヌ・デュレリ出演の長編映画『Toutes les filles sont
folles』を発表。その他、ソフィー・マルソー、ダニー・ブーンらが出演した『De l'autre côté du
lit』(08)、シャルロット・ドゥ・トゥルケイム、リーヌ・ルノー、マリルー・ベリらが出演した『La
croisière』(11)などがある。
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